さらば、友よ! #ワンマン車掌 #このラジオがヤバい
今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「さらば、友よ!」
です。
明日から3月1日。いよいよ卒業シーズンですね。
実は、鉄道の車両にも「卒業」というタイミングがいずれやってきます。今日は、そんな鉄道車両の卒業に関する話です!
鉄道車両の卒業・・・
まず大きく分けると2つあります。
①解体
悲しいことですが、老朽化してしまった車両は解体となります。JR東日本だと長野の工場での解体が多く、その他の私鉄だと、自社の車両工場や各解体業者の現場で解体されています。解体場までは、トラック輸送であったり、電気機関車に引っ張られたり、自力で回送であったりとさまざまですが、解体場へ向かう姿は、やはり悲しいものがあります・・・。
②別の場所で活躍
別の路線で活躍するパターンもあります!
この場合、細かく分けると、まず「自分の会社の中で引っ越し」というパターンが挙げられます。
例えば、現在東急大井町線を走っている9000系という車両は、もともと東急東横線を走っていたのですが、その東横線を卒業したのち大井町線へやって来ました。また、現在JR鶴見線を走っている車両205系は、実は過去に山手線や埼京線の車両だったのですが、各路線を卒業してやって来ました。こんな感じで自社内でお引っ越しというのは、よくある事です。
一方で、「他社へ譲渡」というパターンもあります!
例えば、神奈川県の車両だと、小田急で活躍していたロマンスカーの10000形が、今、長野県で走っているって知っていますか!?
(⬆︎ 長野電鉄を走る元小田急10000形)
小田急から卒業したロマンスカーの10000形は、現在、長野県の長野電鉄を走っています。この長野電鉄は、他にも東急8500系や元営団地下鉄3000系、元成田エクスプレスの253系など、バラエテイ豊かな卒業車両たちが走っています。
また、富山県の富山地方鉄道でも、元西武鉄道や元京阪電車の卒業車両が活躍していたり、熊本県の熊本電気鉄道では東京メトロ銀座線を卒業した車両「01系」が走っていたりと、全国各地でこういった卒業車両が活躍している路線があり、それを売りにしている鉄道会社も多くあります。
そして、その卒業車両の譲渡は、日本のみならず海外行きという場合もあります。代表的なのはインドネシアです!
質の高い鉄道車両が欲しいというインドネシア側の思惑と、車両の解体費用を少なくしたいという日本側の思惑が一致し、現在インドネシアでは、たくさんの日本の通勤車両が走っています。カラーを現地の鉄道会社のカラーに変えたり、投石対策で運転席の前面ガラスに網をつけたりしていますが、車内は当時の状態に近く、懐かしい車両の活躍を見に現地へ旅する鉄道ファンも珍しくありません。
なお、インドネシアへの譲渡は今も行われていて、今は主に武蔵野線で活躍していた205系が、順々に船で海を渡っています。改造工事などを新潟で行う関係で、新潟港で船に積まれて運ばれているんですよ!
(⬆︎ 新潟港で船積みを待つ205系)
都市圏は、時代の変化やニーズに伴う車両更新サイクルも比較的早いのでどうしても卒業車両が出てしまいますが、こうやって他路線や他社、そして海外に渡って第二、第三の人生を歩んでいます。地方へ行った際は、走っている車両をよく見てみてください。遠く離れたところで、「まさか!」の出会いがあるかもしれませんよ!
そして、本日、車掌がお届けしたナンバーは・・、
「スピッツ」の『空も飛べるはず』でした!
この曲は、1994年に発売されたスピッツの大ヒットナンバーです。ドラマ「白線流し」の主題歌で、この曲と言ったら「白線流し」、そして「白線流し」といったらこの曲!という方も多いと思いますが、実はリリースとドラマ放送のタイミングはズレていて、ドラマは1996年放送だったんですよ!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、3月7日(木)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
来週も木曜16時、定刻で発車予定です!
お楽しみに!
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3月1日(金)ゲスト:JUNKYPOP(本日のTresen)