横浜駅を研究してみよう！ #ワンマン車掌

2021.08.10 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は・・

「横浜駅を研究してみよう！」

です。

夏休みシーズン真っ只中！楽しい思い出作りも大切ですが、忘れちゃいけないのが夏休みの宿題！特に自由研究は、何をすればいいのだろう!?と悩んだ人も多いと思います。そこで、鉄分乗々的な夏休み自由研究というわけで、横浜駅を研究してみようと思います！

横浜駅は日本の鉄道の始まりの駅でもあります。1872年、新橋〜横浜間に日本で最初の鉄道が開業し、横浜駅も開業します。ちなみに、当時の横浜駅は、今の桜木町駅の場所にあったというのは有名な話。桜木町駅の南改札付近の柱には、これを説明するパネルなどが展示されているほか、新南口付近には鉄道創業の地の記念碑が設置されています。

そして、1915年に今の横浜市営地下鉄・高島町駅付近に引越しをします。根岸線のガード付近にあるレンガ色のマンション1階入り口付近には、ニ代目横浜駅の基礎の一部などが保存されており、見ることが可能です。しかし、それから8年後に関東大震災が発生。二代目横浜駅は、その後の火災により焼失してしまいました。

関東大震災から5年後となる1928年。現在の位置に横浜駅が引っ越しをして三代目横浜駅が誕生します。二代目横浜駅よりも3倍のお金をかけて作られたという駅舎は、まさにターミナルというような雰囲気で、「東洋一の駅舎」と言われていたそうです。その後、次々と私鉄路線も乗り入れ、駅はどんどん発展していきます。

ちなみに、横浜駅は「乗り入れる鉄道事業者数日本一」の駅でもあります。

都心には渋谷、新宿、池袋といったように多くのターミナル駅があり、たくさんの路線が走っています。ところが、鉄道事業者単位で考えると、新宿駅が5社、渋谷や池袋駅は4社となりますが、横浜駅は、JR東日本、京急電鉄、相模鉄道、東急電鉄、横浜高速鉄道、横浜市営地下鉄と6社が乗り入れていて、これは日本で唯一となります！

そんな横浜駅。利用者数で言うと1日あたり200万人以上の人が利用しているそうですが、列車は実際に何本くらい走っているのでしょうか？駅の時刻表に書かれている列車の数を、路線別に一つ一つ数えてみる事にしました！

東海道線　上下線で約270本

横須賀線・湘南新宿ライン　上下線で約350本

京浜東北・根岸線（横浜線直通含む）　上下線で約540本

京急線　上下線で約660本

東急線・みなとみらい線　計約600本

相鉄線　横浜発が約260本（上下の本数はこれを2倍で計算）

市営地下鉄　上下線で約370本

その結果、一番多かったのは京急線！1日上下合わせて660本以上もの列車が発着しています。その次が東急線とみなとみらい線でこちらは約300本ずつ。その後、根岸線や相鉄線などが続き、全部を合わせるとなんと約3300本も走っている事が判明しました！確かに、JR線ホームで列車を待っている時など、いろいろなホームに次々に列車が来ているとは感じていましたが、こんなに多かったんですね！

さて、横浜駅といえば「日本のサグラダファミリア」と呼ばれ、いつになっても工事が終わらない駅と思われている方も多いと思います。しかし、横浜駅は昨年、ずっと工事をしていた駅ビル「JR横浜タワー」が完成し、大きな節目を迎えました！この駅ビルのほか、北側のJR鶴屋町ビルも開業。どちらも中にはオフィスや商業施設、ホテルなどさまざまな施設が入り、すでに新たな注目スポットとして多くの人で賑わっています。

となると気になるのが、横浜駅の今後。ついに工事も終了か!?と思いそうですが、実はそうではないらしいのです！確かに、進められていた大きな工事は終了しましたが、まだ駅周辺の整備や建て替えの計画があり、それが実際に始まれば、再び大規模な工事が行われる事となります。“常に進化する駅”こと横浜駅。10年後、20年後、その姿は一体どんな姿になっているのでしょうか!?楽しみですね！