こだわりびとをたずねて「チェンバロ奏者・山角倫代さん」

毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!!5月に訪れたのは東京都町田市の閑静な住宅街にあるお家、チェンバロ奏者・山角倫代(やまずみ・みちよ)さんのご自宅です。日本音楽家支援協会理事でコンクールの審査員も務める山角倫代さん。音大のピアノ科を卒業。在学中から古楽器の研究を始め、卒業後にヨーロッパなどで古楽器による演奏活動を行なってこられました。

まず、チェンバロとは、どんな楽器なのか、教えていただきました。見た目はピアノと瓜二つなのですがピアノは弦を叩いて音を出す打弦楽器。チェンバロは爪を弾いて音を出す撥弦楽器なんだそう。またチェンバロの歴史は古くプサルテリウムという楽器がルーツ。主に1300年代後半〜1700年代半ばに大活躍していたそうです!山角さんがチェンバロと出会ったのは、音大のピアノ科に在籍中ピアノのレッスンなどでオーストリア・ウイーンを訪れた際シュテファン大聖堂で運命の出会いが!

繊細で優美な音を奏でるチェンバロ。意外にもピアノよりも音が大きく響かないため、家の中で演奏しても外に音が漏れることがほとんどないそうです。

チェンバロは、相棒!部屋の温度・湿度もチェンバロのために調節!日本人ならだれでも知っている「サザエさん」を即興で弾いていただきました!

哲平さんも触らせてもらえることに!

チェンバロの鍵盤がピアノと色の配置が逆であることに気づいた哲平さん。これはすべてのチェンバロがそうということではなくフランス様式のものにのみ見られる形なんだそう。黒い部分は黒炭、白い部分は牛骨を貼ってでできているんだとか!

ご自宅を後にして、山角さんのお気に入りスポットに移動。連れて行っていただいたのは、町田市の薬師池公園。

持って行ったのは小型のチェンバロ「オクターブ・スピネット」(通称スピさま)

公園の許可を頂き演奏していただきました。山角さん初のストリート?ライブ!

山角さんには音楽家になって良かったと思った出来事がありました。以前、山角さんがレッスンしていた方のお母さんが体調を崩し、残された時間が残りわずかとなった時にお願いされて1曲演奏した山角さん。「田園詩」という曲を弾いている最中、生徒さんが泣き出し曲が終わった後に「赦されたような気がしました」と言われた瞬間「これが私が在りたい姿だ」と感じたそう。大きなホールで拍手喝采を浴びることも素晴らしいと思うけど、一人ひとり人が求めるもの想像し、それを形にする。それを奥深いところまでも届けられるような体現者でありたい。それが山角さんの演奏者としてのこだわりだそうです。

山角さん、素敵な演奏とお話をありがとうございました!来月も植松哲平がジムニーに乗ってこだわりびとをたずねます。お楽しみにー!

山角倫代さんの情報
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【プロフィール】

国立音楽大学附属高等学校を経て、桐朋学園大学ピアノ科を卒業。在学中から古楽の研究を始め、卒業後に渡欧。欧州各地で演奏を行いながら、鍵盤楽器の歴史・作曲の変遷および音楽解釈を研究。使用楽器は鍵盤楽器全般にわたる。帰国後は、国内外の室内楽団やオーケストラとの共演、ソロ活動を行う。リリースしたソロCDは音楽各誌で好評を博し、『レコード芸術』誌にて準特選盤に推薦される。演奏活動の傍ら後進の指導にも携わり、国内・外のコンクールにて上位受賞者を輩出し最優秀指導者賞を受賞。現在、(一社)日本音楽家支援協会理事、音楽教室主宰、ショパン国際ピアノコンクールin Asia、日本クラシック音楽コンクールなど各コンクールにて審査員を務める。

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