あの名曲のシーンをやってみよう！ #ワンマン車掌 #このラジオがヤバい

2019.02.21 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は・・

「あの名曲のシーンをやってみよう！」

です。

さて、春はダイヤ改正の季節！

今年の改正日は3月16日（土）で、JR線をはじめ、数多くの鉄道会社でダイヤが変更になります。各社とも改正の内容はすでに発表となっていますが、中でも今回の改正では、JR中央本線の特急が比較的大きく変わる予定となっています。

さて、そんな中央本線の特急列車といえば、「あずさ」や「かいじ」ですが、そんな特急名がタイトルの楽曲といえば・・・、

狩人の「あずさ２号」ですよね。

1977年に発売された曲で、愛する人と別れる事になってしまった女性が、「あずさ」に乗って信州へ旅立つ・・・という名曲です。

さて、この曲のサビに出てくる「８時ちょうどの［あずさ２号］」という列車。これ、実は今のダイヤでも存在するって知っていますか!?

といっても、現在の「あずさ２号」は上り列車の新宿方面行きで、歌の世界観のように、8時ちょうどに都心を出発して信濃路へ・・・という列車ではないんです。

じゃ、適当に割り振った号数を歌詞にしたのか？というと、そういう訳ではありません！現在のルールだと、列車の号数は、新幹線などを含め下り列車には奇数、上り列車には偶数が充てられるため、「あずさ２号」は上り列車となってしまいます。

ところが、曲がリリースされた当時は、

下りの１号、２号、３号、４号・・・
上りの１号、２号、３号、４号・・・

というように、それぞれ１号から番号が振られていました。
そのため、下り列車でも偶数の「２号」という列車が存在していたのです。

ちなみに、現在、歌の世界観のように８時ちょうどに新宿駅を発車する下り列車は、「スーパーあずさ５号・松本行き」です。

（3月16日からはスーパーの冠が外れて「あずさ５号」になります。）

そのため、歌詞の世界観のような東京を離れて信州へ向かう「あずさ２号」というのは実現不可能なのですが、上り列車には、ちゃんと「あずさ２号」が存在します。

しかも、この「あずさ２号」、朝の６時過ぎに長野県の松本駅を出発して、小淵沢や甲府などに停まりながらやってくるのですが、途中駅である山梨県の大月駅の平日の発車時刻が、なんと８時００分！つまり「８時ちょうど」なんです！（土日祝ダイヤは7時59分発）

ということで、歌詞の世界観とは少し違いますが、「８時ちょうどの［あずさ２号］」は、こんな感じで存在しています。

ところが！

この「あずさ２号」、なんと今度の3月16日のダイヤ改正で、大月駅は通過になってしまうんです！つまり、「８時ちょうどの［あずさ２号］」を見る事が出来るのは3月15日まで！残りあとわずかとなっています。

なお、3月16日から中央本線の特急は大きく変わります！

まず、定期列車は全て、新型車両のE353系になります！すでに半数以上の列車が新型に変わっていますが、ついに全部変わります！

そして、自由席が無くなって全席指定席となります！ただし、指定席と同額の「座席未指定券」という券を買って、特に指定を取らずに乗車し、空いている席に座ることも可能です。ですが、その席の指定席券を持ってる人が途中駅から乗ってきた場合、譲らないといけません。

さらに、これまで平日に走っていた有料の通勤ライナー「中央ライナー」「青梅ライナー」が特急となり、それぞれ「はちおうじ号」「おうめ号」という名前に変わります。

ちなみに、これまで「あずさ」や「かいじ」用の車両として活躍して来たE257系は、今後、東海道線を走る予定となっています！現在の踊り子号の車両が老朽化しているため、このE257系を改造して、踊り子用の車両にしようという計画が進行中で、一部の車両はすでに改造が始まっています！どんな感じになるのか楽しみですね！