こだわりびとをたずねて「芸術家・渡邉林太郎さん」
毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!
この日哲平さんがジムニーで訪れたのは、神奈川県藤沢市にあるとあるアトリエ。お話を伺ったのは、芸術家の渡邉林太郎さんです。
金属全般を中心にさまざまな作品を生み出している渡邉さん。過去には八景島シーパラダイスの噴水も制作したことがあるんだとか!「作品は、排泄物」という言葉を日本画家・芸術家であったお父様からよく耳にしていた渡邉さんは「家に2人も芸術家はいらない」という方針から、何かを教わるということはなかったんだそう。
東京藝術大学を卒業後、比較的早い段階で会社を作ったという渡邉さん。芸術家界隈では異端だったそうで、周りからは「変わったアーティストだね」と言われることも多かったんだそう。しかし渡邉さん曰く「好奇心があり、新しいものづくりをしていく人間は、手を動かして作品を作り上げることだけではなく、人生そのものがアート(不自然なこと)だと考えている。人生設計もものづくりと同じで、設計を考え次に起こすことをデザインして、形にするために仮説を立て実験したり証明をしていく。」とのこと。
渡邉さんにとってこだわりは「どんどん変化していって良い」人生の中でとてもこだわってしまうとき、逆にさほどこだわらない時の方が健康的な時もある。だけど、こだわるかこだわらないかということよりも自分が自分らしく自然でいられるかの方が大事。こだわりを間違ってしまうと、コブのように自分にブレーキをかけてしまう、とのこと。「言葉」は、相手が持っているイメージと自分の持っているイメージが伝わらないもの。アーティストは最たるもので「アート」は”誰も作れないような、職人技を駆使したような、作品ができてくる”ものだと思う人もいるけれども、渡邉さんからすれば、アートは”人工物” 人間が作ったものが全部アートで、特に子供の頃に感じていた排便のような感覚がアートなんだそう。なのであまりアートを崇高なものにしていかない方が良いとも感じているんだとか。完全にお父様の思考が受け継がれていますね。
アトリエの中にはさまざまな作品がありました。
哲平さんは、トライアングル作りにも挑戦!
渡邉さん手作りの炉で鉄の棒を熱し、叩き、鉄を曲げ、徐々に三角の形に!素敵な音色が木霊するトライアングルが完成!
最後は先ほどのトライアングルや、アトリエ内にあるさまざまな楽器、そして渡邉さん自慢のサックスでセッションさせていただきました!
渡邉さん、ありがとうございました。
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