こだわりびとをたずねて「かながわ考古学財団・岡 稔」さん
毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!
今回哲平さんがジムニーで訪れたのは、神奈川県伊勢原市にある「西富岡・長竹遺跡」。ここで待ち合わせたのが「かながわ考古学財団」の岡稔さんです。
生憎の大雨だったこの日、やろうとしていたのは遺跡発掘。岡さんは遺跡を発掘・研究している方なのです。
広い敷地の中に数々の重機があり雰囲気は工事現場。遺跡を発掘する工程の、土を堀り、ベルトコンベアへ運び、ダンプへ運搬するのにはどうしても重機が必要ですよね。西富岡・長竹遺跡では今年の1月から調査を始め、7月の中旬までの予定ですが、この場所では縄文時代(4800年ほど前)の竪穴式住居が発掘されているんだそう!丸く空いている部分は、家の柱の跡なんだそう。土の違い、穴の深さ、などで柱だとわかるんだそうです。
周辺にある溝は、近世のもので、水路だとされ、この辺りは耕作地だったのではないかと推察されるんだそう。
場所を移動し、発掘されたものが保管されている場所へ。
岡さんは、大学時代から30年以上発掘・研究されているベテラン。見せていただいたのは、実際に発掘された住居から出てきた縄文土器の数々。
縄文土器は主に、調理同区などの用途で使われていて、岡さんは復元した縄文土器で実際に料理を作ったことがあるんだそう!汁物の温度を上げたい時は、焼けた石を入れるのがポイントなんだとか!
縄文土器に描かれている絵柄にも流行り廃りがあり、年代ごとに徐々に変化していることもわかっているんだそう。
こちらは、縄文時代の石皿。なんでこれが皿ってわかるの?と思うと思いますが、触り心地が全然他とは違く、判別ができるんだそう。
岡さんのこだわりは、「調査するにあたり、限られた時間の中でいかに効率的に作業できるか、成果を上げられるか」これからもずっと現場に立ち発掘していくのが目標。これからも日本の未来のために発掘頑張ってください!
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