こだわりびとをたずねて「荒井だるま屋」さん

毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!

今回哲平さんがジムニーで訪れたのは、神奈川県平塚市にある「荒井だるま屋」さん。お話を伺ったのは四代目・荒井星冠さんです。

荒井だるま屋の創業は、江戸末期、慶應の時代。創業から150年以上経っている老舗。神奈川県でダルマを製造しているのはこちらを含め2軒のみなんだそう。

ダルマの語源は、実在したインド人の「達磨大師」という禅宗のお坊さんから。サンスクリット語で「悟りを開いた人」という意味があるんだそう。日本には室町時代に”起き上がりこぼし”として伝わってきたという説もあるそうです。

ダルマといえば赤いイメージがありますが、荒井だるま屋さんでは多種多様なダルマを作っています。三代目であるお父様の代までは赤いダルマしかなかったそうですが、四代目の星冠さんが、先代から引き継ぐ際に、自由にやらせてほしい!と色々な種類のダルマを作るようになったんだそう。現在では、こんなダルマを作ってほしい!と要望を受けることもあるそうですよ。

そして何と言っても、目につくのは干支ダルマ。この干支ダルマも星冠さんが30年近く前に考案したもの!

販売に向けて製造しているこの時期が一番忙しい時期なんだそうです。星冠さん曰く、来年の干支に合わせてデザインを考えている時間が一番楽しいんだそう!現在も製造しながら再来年(2025年)の巳のデザインを考えているんだとか。

荒井だるま屋さんには、非売品ですが色々なデザインのダルマが!星冠さんが履いていたジーンズをリメイクしたデニムだるまやダルマを逆にして描いた鶏風ダルマなどさまざま!

ダルマは禅宗の教えということで、星冠さんも一生修行をしているという考えもあるんだそう。

平塚の大空襲の時に、多くの資料が消失する中、先代である星冠さんのおじいさんが、ダルマを作る木型を機転を効かし井戸に投げて守ったことにより現在もダルマ作りのノウハウが継承されているんだそう。

ちなみに選挙でダルマが使われるようになったのは戦後から。歴代総理大臣を多く輩出しているのがダルマ大国群馬だからなのではないか?とのこと。

星冠さんのこだわりは、「大切なお客さまのために手作りにこだわり、一体一体手作業で作ることが大事」。「感謝のだるまを作りなさい」というのが荒井家の家訓なんだそうです。息子さんである五代目には、海外に向けて発信していってほしい、とのこと。まずは目の前にあることをコツコツやっていってほしいそうです。<こちらは、戦前から存在するダルマ>

<出店情報>

2023年11月23日(木)酉の市 浅草・横浜

詳しくは→こちら

荒井だるま屋
〒254-0016
神奈川県平塚市東八幡4-11-22
TEL / 0463-21-6096
新湘南バイパス 茅ヶ崎中央ICから約10分

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