こだわりびとをたずねて「かわさき宙と緑の科学館・内藤武さん」
毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!
今回哲平さんが訪れたのは、神奈川県川崎市にある「かわさき宙と緑の科学館」
お話を伺ったのはこちらで天文担当の学芸員として働く、内藤武さんです。ここでプラネタリウムの操作、解説、番組(コンテンツ)づくりをするのが内藤さんのお仕事。
かわさき宙と緑の科学館にある、こちらの投影機『メガスターIII フュージョン』は世界でここにしかない機械なんだそう。
実はこの機械を開発した、プラネタリウムクリエイター大平貴之さんは、川崎市のご出身。幼少期に建て替える以前のかわさき宙と緑の科学館に来館したことがきっかけでプラネタリウムの開発者となったというすごい縁も!
内藤さん自身も、地元大阪の科学館のプラネタリウムのジュニア講座に通っていたのがそもそものきっかけとなり天文が好きに。さらに大学時代、天文部に入ったところ、プラネタリウムで実際に解説するという機会に巡り合い、この仕事に心酔し目指すようになったんだそう。実際に幼少期に通った科学館に就職することになったんだそうです。
こちらはプラネタリウムの操作卓「コンソール」まるでコックピットですね♪
一回のプログラムにおける機械の操作、言葉での解説、BGM調節は全て一人でおこなるマニュアル操作なんだそう。ワンマンDJのように全て一人ですが、客層に合わせて臨機応変に対応するには一人で全てオペレーションする方が融通が効くんだそうです。
こちらのプラネタリウム、全ての時間だけでなく、南極や北極など世界中の夜空を再現して投影することができるんだそう!例えば、100年前の〇〇の夜空を・・なんてことも!
実際に実演していただきました!哲平さんがオーダーしたのは1979年10月2日、岡山の夜空(今回は特別に指定した時間・場所で実演していただきました)
また、こちらには川崎市内全ての公立校の校庭からの夜空も登録されていて訪問してくる学校に合わせて投影もしているんだそう。
内藤さんのこだわりは、「星空は特別なものとされることが多いが本来は身近なもの。本来の自然の姿、身近なものというのを伝えるために工夫すること。」人間は宇宙の中の一部であるということを伝えるために工夫・苦労しているんだそうです。
また、今年はプラネタリウム誕生から100年目。1923年にドイツでプラネタリウムの第1号が誕生したんだそう。川崎だけでなく全国で盛り上がっているプラネタリウムに訪れてぜひ興味を持ってもらえたら、とのことでした。
かわさき宙(そら)と緑の科学館
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-2
TEL / 044-922-4731
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