こだわりびとをたずねて「自然養鶏 春夏秋冬」

毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!

6月に訪れたのは、小田原・久野にある「自然養鶏 春夏秋冬」

お話を伺ったのは、生産者の檀上貴史さん。

 

壇上さんは、大学を卒業後、銀行に就職、その後自動車関連の専門商社を創業し約10年間経営したのちに、現在の養鶏場を立ち上げられた異色の経歴の持ち主なんです。

哲平さんが訪れた鶏舎には、約200羽のニワトリがいました。

鶏舎は、1羽あたり1平米確保できるくらいの広さにしているそうです。

白いニワトリがオス、茶色いニワトリがメスです。メスの割合が圧倒的に多いですが、オスは、メスが卵を生みやすい環境を作るために常に警戒し、メスを守る役割を果たしているんだそうです。

哲平さんも餌やりに挑戦しました!

ニワトリたちは、哲平さんの靴紐に夢中なようです笑

その日に産んだ卵を、「卵かけご飯」でいただきました!先に醤油をご飯に垂らして、卵をかけて混ぜるのがポイント!黄身は、少し黄色っぽい!?これは、エサとして菜の花を食べているので、菜の花の色に近いのだそう。

壇上さんには、農業に対する熱い思いがありました。リーマンショックをきっかけに、株・為替に左右されない自立した商売を、と始めた養鶏の世界。新規就農だったため最初の頃は試行錯誤だったそうです。壇上さんは、農業残渣(のうぎょうざんさ)というエサの製造などの過程で出てしまう、いわゆるゴミをどうにか再利用できないかに着目し、地域循環型の農業に取り組んでいます。例えば鶏舎に落ちていたエサである菜の花の茎、これが後々粉々になり、その他の食べ残しやフンと混じり合い、地面で発酵。そうすることによって自然と堆肥という肥料になっているんだそう。これを畑に撒き、野菜を作り出し、人間が食べたり、動物が食べたりして、なるべくゴミにせず循環できるようにしているのだとか。

 

耕作放棄地、農業の担い手不足を養鶏を通じて解消していきたい」というのが壇上さんのこだわり。農業は食料の生産だけが目的ではなく、森林の保全、生物の多様性など多面的な役割を果たすのが都市近郊の農家の役割である。その役割を担っていくこれからの農家をどんどん増やしていくのが目標なんだそうです。

 

哲平さん、免許取得から1年を超えて初心者マーク外れました!!

 

自然養鶏 春夏秋冬

〒250-0055 神奈川県小田原市久野4612-2

TEL/0465-46-8034

小田原厚木道路 荻窪ICから約20分

 

 

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