こだわりびとをたずねて「東曜印房・水嶋祥貴さん」
毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!
この日哲平さんがジムニーで訪れたのは、神奈川県平塚市にある、東曜印房さん。お話を伺ったのは、水嶋祥貴さんです。
東曜印房の創業は明治42年。現在は4代目。歴史のあるハンコやさんです。この辺りは東海道平塚宿、宿場町だったこともあり歴の長い老舗のお店が多いんだとか。
Fヨコでも何度もお世話になっています!
こちらには、もちろん認印もありますが、圧倒的にオーダーメイドでの注文が多いんだそう。
クジラやカバ、合法のルートで仕入れた本物のマンモスなどさまざまなハンコがありました。ハンコは、大きさ(直径=丸)が大きければ大きいほど高くなるんだそう。
オーダーメイドの場合、納期は1週間から10日。まず、デザインを考え、俯瞰して見るために1日、2日おいて再度自分が考えたデザインを見るんだそう、そして、修正。それを何度か繰り返し、納期の前日、前々日に彫り完成させるのが水嶋さんのやり方なんだそう。彫るだけなら3〜4時間でできたしまうんだとか。100点満点がないデザインを考えることは苦しいけれども、それが楽しいと水嶋さんは言います。同じ苗字、また同じ人だったとしても状況・状態・雰囲気に応じてデザインは違うんだそう。
ここは店内をを一望できる水嶋さんがハンコを彫る作業場。見られることで集中できず、夜、お客さんがいない時に彫ることもあったそうですが、「こういうふうに彫っているんだ〜」など喜んでくれるお客さんのリアクションを受け、現在はここで作業しているんだそう。おや?左を上をよく見てみると、、、
昨年11月に訪れた荒井だるま屋さんの「干支だるま」が!!繋がっているんですね〜
そして、実際にハンコを彫るところを見せていただきました!
出来上がったのは哲平さんの哲の字のハンコ!柘植の木からできていて、デザインも水嶋さんのオリジナルです!哲平さんも感激でした!使っている朱肉は水銀を原料にしている「煉朱肉」よく市販されているスタンプに比べ時間が経過した後の色の残り方が全然違うんだとか。
水嶋さんのこだわりは、「手を抜かない」手を抜いたことを自分しか気づかないかもしれないけれども、それをしてしまったらもうおしまい。そこを守るのがプロの仕事。
東曜印房
〒254-0042
神奈川県平塚市明石町1-5
TEL / 0463-21-0181
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10月15日(火) ゲスト:マルシィ(本日のTresen)ひとつ新しい記事
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