雪との戦い! #ワンマン車掌

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

 

 

 

今日は・・

 

 

雪との戦い!

 

 

です。

 

 

 

今日・明日と、日本列島は10年に一度の寒波がやってきて、交通機関にも影響が出るかもしれないと言われていますが、こういった大雪の際によく聞くのが、「東海道新幹線は雪の為、遅れが出ています」という案内です。日本各地には北から南まで多くの新幹線が走っていますが、なぜいつも遅れるのは「東海道新幹線」なのでしょうか?

 

 

 

東海道新幹線で雪の影響を受けやすいのは、岐阜県から滋賀県にかけてで、特に関ヶ原付近は豪雪地帯として有名です。

 

 

 

東海道新幹線

 

 

 

雪が降って起きる問題として多いのは、「ポイントが切り替わらない」というトラブルです。ポイントは、レールが動いて直進や左右に進路を振り分ける構造なのですが、この部分に雪が挟まると動かなくなり、ポイント故障となります。対策としては、ポイント部分に電気融雪器を設置して雪が溶けるようにしたり、場合によっては安全なレベルで火を焚いて雪を溶かすという方法もあります。

 

 

次に、沿線の木に雪が積もり、「雪の重みで線路側に倒れかかってくる」というトラブルもあります。これの対策としては、線路近くの木を伐採したり、防護フェンスなどを設置して倒れてこないようにするなどの方法があります。

 

 

他にも、ブレーキの効きが悪くなるため、いつもより手前からブレーキをかける必要があり、時間が余分にかかる事でダイヤが乱れるなど、降雪時は様々なトラブルがあります。

 

 

 

雪が降ると色々と大変なんです・・

 

 

 

ところが、東海道新幹線の「雪による遅れ」というのは、これらの理由ではなく、車両の床下に付着した雪が「とある悪さ」をしてしまうため、その対策で遅れるというパターンが多いのです。

 

 

 

1964年の秋に開業した東海道新幹線ですが、その年から、冬になると何故か窓ガラスにヒビが入ったり、車両の床下にある機器が壊れるという現象が発生しました。そして、調査の結果、その原因は線路の雪である事が判明したのです。

 

 

仕組みは、まず、高速で走行した際に線路の雪が舞い上がり、床下や台車に付着します。それが徐々に塊となっていくのですが、豪雪地帯を抜けて気温が上昇すると、その塊が溶けて走行中に線路へ落下します。その際、線路の石(バラスト)に当たり、高速走行ゆえに当たった石が跳ね飛ばされてしまう、という現象が起きていたのです。そして、その石が車両の窓や床下の機器を壊していたのです。

 

 

これを防ぐには、なるべく雪が舞い上がらないようにしないといけません。そこで、この豪雪地帯付近には、スプリンクラーが設置されています。スプリンクラーで雪を溶かしたり、雪を湿らせて重くする事で舞い上がらないようにするという方法です。

 

 

ところが、東海道新幹線は日本で最初の新幹線で、なおかつ突貫で建設をしたという経緯もあり、こういった雪の影響を予見出来ませんでした。そのため、線路を盛土の上に設置した区間が多く、撒ける水の量に制限があり、これだけでは対策として完全ではありませんでした。そのため、東海道新幹線では雪が降ると、なるべく舞い上がらないように徐行運転をしないといけなくなったのです。

 

 

ただ、それでも付着する雪をゼロにするのは不可能です。では、どうしているのかというと、最後は人力で対応をしています。車両床下や台車に付着した雪を落とす作業チームが名古屋駅や新大阪駅などに配置され、お客さんが乗り降りしている最中に、ホーム下で作業員の皆さんが雪を人力で落としているのです。

 

 

 

線路の間の細い通路が作業スペースです

 

 

 

この、雪を取り除く作業。以前は雪落とし棒で行っていましたが、現在は高圧洗浄機がメインとなり、名古屋駅のホーム下などには大量の高圧洗浄機が準備されています。ただ、機材が進化しても、さすがに通常の1〜2分の停車時間では間に合わないため、作業日は後続列車が次々と順番待ちになって、列車の渋滞が発生しまい、これが遅れの大きな要因になる事もあります。

 

 

なお、JR東海では、この作業の負担軽減のために自動消雪装置の開発に向けた研究も進めています。今シーズンからは、名古屋駅の一部箇所で試験装置の実験が行われており、結果しだいでは今後この作業が自動化されるかもしれません。

 

 

 

そして、東海道新幹線で発生した雪によるトラブルは、その後に建設が始まった東北・上越・北陸・北海道新幹線など、豪雪地帯を走る多くの後輩達の雪対策に生かされています。車両の構造が雪が付着しにくいものになったり、線路は高架橋にしてコンクリート式の地盤にしたり、トンネル区間を増やすなど、多くの雪対策が講じられました。そのおかげで、後発の新幹線では雪の日でも安定した運行が実現し、雪による遅れのアナウンスを聞く事が少ないのです。

 

 

 

北陸新幹線 E7系

 

 

 

また、東海道新幹線でもこの教訓を生かし、後継車両では床下に雪が付着しにくいような構造に変わったり、高性能な除雪車の配置、雪の状況を司令所がすぐに確認出来るようなシステムが構築されるなど、さまざまな対策が講じられています。繁忙期は首都圏の私鉄並みの本数が走る東海道新幹線。冬の日本の大動脈は、こうして守られているんですね!

 

 

 

本日、車掌がお届けしたナンバーは、

 

 

DREAMS COME TRUE

SNOW DANCEでした!

 

 

「雪が舞い上がる」というキーワードきっかけでお届けしたこの曲。1999年にリリースされたドリカム25枚目のシングルからの1曲でした!

 

 

というわけで、

今日もご乗車ありがとうございました!

 

 

この回の模様は、1月31日(火)の29時まで

radikoタイムフリー↓で聴けます!

コーナーは18:00ジャストの発車ですよ!

 

ワンマン車掌の鉄分乗々 1月24日分 を聴く!

 

 

来週もお楽しみに!

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