新幹線YEAR![パート4] #ワンマン車掌
今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「新幹線YEAR![パート4]」
です。
今年は、JR東日本が運行している新幹線が開業から5の倍数の区切りの良い年を迎えるという事で、「新幹線イヤー2022」というキャンペーンが行われています。今回は、その第4弾!10月1日に25周年を迎えたのが、北陸新幹線の高崎〜長野間です!
現在は東京から金沢までを結ぶ北陸新幹線ですが、金沢まで繋がったのは2015年の事で、それまでは長野止まりでした。そのため、この開業当時は長野新幹線や長野行き新幹線などと呼ばれており、高崎を出ると、安中榛名、軽井沢、佐久平、上田、そして長野までの約120kmを結んでいました。
この開業で、在来線特急で3時間弱かかっていた東京〜長野間は、1時間台で到着出来るようになりました。特に開業当時設定されていた最速列車は、東京を出ると途中駅を全て通過して終点の長野というノンストップ列車で、東京〜長野間 79分という速さを実現しました。
そんな信州エリアに革命をもたらした新幹線ですが、一方で鉄道ファンにとっては残念なニュースもありました。それが「横軽」の廃止です。
高崎から長野方面への在来線、信越本線にある群馬県の横川駅と長野県の軽井沢駅間。ここは、通称「横軽(よこかる)」と呼ばれ、鉄道の難所とされていました。というのも、ここには碓氷峠が立ちはだかり、直線距離で約10キロ程度の区間ですが標高差は550mもあるのです。そのため、66.7‰という鉄道としては異例な急勾配区間となっており、一般の鉄道車両だけでは走行出来ない区間となっていました。
そのため、この区間専用の電気機関車が製造され、坂を登る列車の場合は最後尾に連結して後ろから押し、坂を下る列車の場合は先頭に連結して安全に坂を下るという、珍しい運行方法が行われていました。
ところが、新幹線の開業で在来線特急は運行終了となり、普通列車のみの運行では採算などの理由で存続出来ないため、この横軽区間は廃止になる事が決まります。大変珍しい運行方法の区間だったため、廃止を惜しむ多くの声が挙がりましたが、残念ながら覆る事なく、廃止日へと向かっていきます。一方、その姿をカメラなどに収めようとする鉄道ファンの数はどんどん増えていき、山間部とは思えない程の人で賑わい、いつの間にか横軽は「鉄道ファンの聖地」などとも言われていました。
そして、この横軽といえば、横川駅に本店を構える荻野屋の名物駅弁、「峠の釜飯」です。この横軽を走る列車は、電気機関車の連結もしくは開放があるため約4分間の停車時間があるのですが、この時間を利用してホームで販売されていました。ドアが開けば多くの乗客が販売員さんの元へ駆け寄って購入し、列車が発車する際は販売員さんが深くお辞儀をしながら見送るという光景が、毎日繰り広げられていたのです。
残念ながら、新幹線の開業で横軽を走る在来線は無くなってしまいましたが、峠の釜飯の販売はもちろん続いており、横川駅前の本店はもちろん、付近を走る国道にある直営店、さらに上信越自動車道の横川サービスエリア(上り)や、一部の新幹線の車内などでも販売されています。また、首都圏の駅弁大会などでも販売されていて、いつも大変な人気となっています。
さらに、ここ数年は東京都内にも進出し、釜飯だけでなくお弁当やお惣菜を提供したり、自家製麺を使用した蕎麦、群馬県・長野県の食材を使用した一品料理、地酒などが楽しめる店舗なども展開しています。東京エリアでも気軽に楽しめるようになったので、ぜひチェックしてみてくださいね!
あの開業から25年。開業当時は東京からの距離も比較的短く、後発の新幹線というイメージでしたが、今や線路は富山・金沢エリアまで延びました。そして、さらにその先の敦賀まで建設が進められていますが、これが完成すると東京からの総距離は570kmになるため、東海道新幹線の距離を超える事になります。まだまだ進化をし続ける北陸新幹線。ぜひ利用して信州・北陸方面の旅なんていかがですか!?
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「Culture Club」の『カーマは気まぐれ』でした!
釜飯の話題があったという事でお届けしたこの曲は、1983年にリリースされたナンバー。世界各国で大ヒットしたナンバーで、軽快なメロディと印象的なサビから、日本でも大ヒットとなりました!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、10月25日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
次回もご乗車お待ちしてます!!
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10月19日(水) ゲスト:藍井エイル(本日のTresen)