残りわずかのチャンス! #ワンマン車掌

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

 

 

 

今日は・・

 

 

残りわずかのチャンス!

 

 

です。

 

 

 

約2週間後の3月12日(土)に、多くの鉄道会社でダイヤ改正が行われます。神奈川県内でも、JR、小田急、相鉄、東急、京王など、多くの会社でダイヤが変わる予定なのですが、そんなダイヤ改正が迫っているここ最近、普段使っている路線でカメラなどを構えている鉄道ファンを見る事が多くなったと感じませんか?その路線、このダイヤ改正で「お別れ」が迫っている可能性があります!というわけで、今日は2つの路線を例に、鉄道ファンが何を記録に残そうとしているのかを解説します!

 

 

 

まず、ここ最近、県内で多くの鉄道ファンが訪れているのがJR相模線です。というのも、ダイヤ改正後から全ての列車が新型車両のE131系での運行になるからです。このE131系は、昨年11月から相模線で運行が始まった車両で、両数はこれまでと同じ4両編成。最大の特徴は、ワンマン運転対応の装置を積んでいるという点です。ダイヤ改正後は、この装置を使ってワンマン運転が始まります。また、横浜線への直通運転は終了となり、相模線の往復に専念する事になります。

 

 

 

⬆︎ 相模線用の E131系

 

 

 

一方、多くの鉄道ファンが記録を残そうと狙っているのは、世代交代で相模線から退く旧型車両の205系です。相模線で走っている車両は、205系の中でも「500番台」と呼ばれる種類で、直通先の横浜線を除くと、相模線一筋で仕事をしてきた車両です。

 

 

この車両、実は相模線が電化された1991年に導入された、相模線にとって最初の「電車」でした。相模線は、90年代から2000年代にかけて急速な発展を遂げていくのですが、そんな相模線の発展を支えてきたのがこの車両です。

 

 

 

⬆︎ 30年以上相模線を走ってきた205系500番台

 

 

 

あれから31年。そんな205系500番台が遂に相模線を去ることになりました。多くの鉄道ファンは、この車両の最後の姿を収めようと、沿線や駅でカメラなどを向けているのです。ちなみに、新型車両は、すでに予定していた全ての編成が製造工場から車両基地に到着しており、旧型車両は2月22日時点で4両編成2本を残すのみとなっています。また、今のところ他路線や他社への譲渡の話は発表されておらず、同世代の車両達の動きを考えると、廃車になる可能性が高いものと推測されます。

 

 

 

 

一方、そんな相模線の終点である橋本駅で乗り換える事が出来る路線といえば京王線ですが、この京王線でもここ最近、カメラなどを構える鉄道ファンが増えています。実は、京王電鉄3月12日にダイヤ改正が行われるのですが、そのダイヤ改正をもって「ある種別」のお別れがあるからなんです!それが、現時点で唯一京王線にしかない種別である・・・

 

 

 

「準特急」です!

 

 

 

この準特急という種別が誕生したのは2001年。当時の特急停車駅に加え、分倍河原と北野に追加で停まる列車として誕生しました。位置で言うと、急行以上特急未満になります。その後、京王線は種別の追加や停車駅の変更などが何度か行っていますが、準特急は2015年に現在の停車駅となりました。ちなみに、この準特急という種別は、1960年代に他社で存在していましたが、現在は京王電鉄のみで走っています。

 

 

 

⬆︎ 5000系による準特急

 

 

 

ところが、今回のダイヤ改正で、現在の特急準特急と同じ停車駅にして、準特急という種別は無くして特急に統一する事になりました。特急側から見ると、名前は変わらず停車駅が増えるという立場で、準特急側から見ると、停車駅はそのままで種別名が1ランク上がるいう事になります。

 

 

これに伴い、京王線で21年間にわたり活躍、さらに現在の日本の鉄道で唯一の準特急という名は消滅する事になります。デビュー当時は、聞き慣れない名前に違和感を感じる人も多かったそうですが、長い年月をかけて京王線ユーザーの中では当たり前となった準特急。それが、あと残りわずかの期間で無くなるのです。

 

 

この場合、何か特定の車両が引退するわけではありません。ですが、列車の前面や側面の行き先表示、駅の電光掲示板、さらに車内や駅の放送で日常的に見たり聞いたりしていた「準特急」という名が無くなるため、その表示や音を記録に収めようと、多くの鉄道ファンが集まっているのです。

 

 

 

⬆︎ 8000系による準特急

 

 

 

このように、残りわずかなチャンスを求めて、多くの鉄道ファンたちが相模線京王線でカメラなどを向けています。不思議に感じる人もいるかと思いますが、実はそういう理由があって撮影をしているというのを知ると、また印象も変わってくるのではないでしょうか?普段、両路線を利用している皆さんも、そういう視点で見てみると、無くなってしまう車両や種別に対して、感じ方が変わってくるかもしれませんよ!

 

 

なお、ダイヤ改正直前は、人気の場所などの来訪者が一気に増える事が多いのですが、決して無理な撮影を推奨しているわけではありません。一般利用者の方の邪魔にならない、立ち入り禁止の場所に入らない、フラッシュを焚かないなどのルールやマナーは、しっかり守ってくださいね!時には、撮影を諦めて、「心に刻む」という選択をする勇気も大切です。

 

 

 

さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、

 

 

サザンオールスターズ

逢いたくなった時に君はここにいないでした!

 

 

車両や種別の「お別れ」という事でお届けしたこの曲は、サザンオールスターズが1990年にリリースしたアルバム「Southern All Stars」に収録されている失恋を歌った楽曲。ファンの皆さんの支持も多い人気の1曲です!

 

 

 

というわけで、

今週もご乗車ありがとうございました!

 

 

この回の模様は、2月29日(火)の29時まで

radikoタイムフリー↓で聴けます!

コーナーは18:00ジャストから始まってます!

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々 2月22日分を聞く!

 

 

来週もお楽しみに!

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