2021年10月&11月の鉄道NEWS 勝手にランキング #DJマクラギ

2021.12.14 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は、ヤマカワ車掌がお休みで、

DJ MAKURAGI が登場！

「2021年10月&11月の鉄道NEWS 勝手にランキング」

をお届けしました。

DJ MAKURAGI が選んだ
2021年10月& 11月の鉄道ニュースTOP3は・・、

第３位

『山形新幹線、大きく変化へ！』

第２位

『国鉄型最後の楽園もついに世代交代へ！』

第１位

『JR西日本、新型の総合検測車がヤバい！！』

でした。

そして、O.Aでお届けしたのは第３位！

山形新幹線に関するニュースが相次いでいる！という話題でした。

東京駅から福島駅を経由して山形や新庄までを結ぶ山形新幹線。1992年に開業し、来年で30周年を迎えるわけですが、この山形新幹線に関するニュースが続いています。

まずは、2022年春からの全席指定化！

現在、山形新幹線はE3系による7両編成で運転されていて、座席は自由席と指定席（グリーン車も含む）がありますが、この座席が2022年の春から全席指定席となります。

山形新幹線の自由席は、お正月やお盆などは特に混雑が激しく、TVのニュースなどでもよく報道されています。そのため、同じ首都圏エリアでも、上野や大宮駅からの着席はほぼ不可能に近く、こういった状況の改善が課題となっていました。そこで、今年の夏に、切符のインターネット販売サイト「えきねっと」がリニューアルされ、指定席の予約サービスも拡充したこともあり、来年の春から全車指定席へと変更される事になりました。

なお、JR東日本の新幹線だと、東北新幹線「はやぶさ」や「はやて」、秋田新幹線「こまち」や北陸新幹線「かがやき」は既に全車指定席となっています。また、在来線の特急でも「あずさ」や「ひたち」や「踊り子」などが全車指定席化されており、全車指定席化される列車が増えています。

そして、山形新幹線関連のニュース2つ目は、

「とれいゆつばさ」の運行終了が決定！

主に福島〜新庄間で運転されている観光列車で、この「とれいゆつばさ」という名前は、「トレイン」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語です。この車両の特徴といえば、なんといっても、車内にある足湯！列車に乗りながら、足湯が楽しめるというとても珍しい列車で、その他にも畳のお座敷の座席など、普通の新幹線車両とは全く違う作りとなっています。

2014年4月にデビューし、これまで6万5000人以上の人たちが乗車しているのですが、実は秋田新幹線「こまち」として活躍した車両を改造して作られており、車両そのものとしては誕生から約20年になろうとしています。新幹線車両の中ではかなり古い部類となるのですが、この度、車両の老朽化ということで、2022年の春をもっての運行終了が決定しました。

さらに、10月〜11月のニュースではありませんが、山形新幹線はまだまだトピックがあり、現在の車両に代わる新しい車両、E8系の投入も決定しています。第１弾となる車両は、2022年の9月頃に登場する予定です。その後、試験などが行われるため、デビューは2024年の春とかなり先になりそうですが、新幹線区間で出せる最高速度は300km/hで、これまでの車両よりも速くなります。

さらに、ダイヤを組む上でネックとなっている、福島駅の改良工事も始まっています。福島駅は、構造上の関係で山形新幹線の列車は新幹線上りホームへ進入することが出来ず、下りホームだけで上下線の列車を捌いています。ですが、これが完成すると、下り列車は下りホーム、上り列車は上りホームに停車する事が可能となり、ダイヤを組む上での制約が解消され、より便利になります。

このように、山形新幹線はニュースがたくさん！元々、東京から福島までは東北新幹線を走り、福島から先は新幹線車両が走れるように既存の在来線を改良して誕生した「ミニ新幹線タイプ」の路線で、新幹線の新しいスタイルを切り拓いた先駆者でもあります。来年で30周年を迎え、これからも関東と山形エリアと結ぶ架け橋として沢山の人を運ぶ事でしょう。ぜひ、皆さんも乗ってみてくださいね！