実は繋がっているんです! #ワンマン車掌
今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「実は繋がっているんです!」
です。
皆さんは鉄道の車両ってどこで造られているかご存知ですか?日本には鉄道車両製造会社の工場が何箇所かあるのですが、実は神奈川県にも1つあるんです!それが、京急線の金沢八景駅付近にある、総合車両製作所。JRから私鉄まで、たくさんの会社の車両を造っています。では、この車両達は、どうやって各路線まで運ばれているのでしょうか!?
金沢八景にある総合車両製作所の場合、すぐ横の京急線と線路が繋がっています。造られた車両が京急線や直通先の都営浅草線、京成線などの車両の場合、このまま行く事が可能です。
一方、造られた車両がJR線の場合、新逗子の少し手前から、営業列車では使わない秘密の線路が伸びており、これを行くと、JR横須賀線と繋がっていて、そこからJR線へ行くことが可能なんです!
では、造られた車両が私鉄の場合はどうでしょうか。県内だと、東急・相鉄・小田急などが走っていますが、まず小田急の場合、もともと特急あさぎり号がJR御殿場線と直通運転しているので、新松田付近で線路が繋がっていて、その線路を使って新型車両などが搬入されます。一方、他の会社も、直通運転はしていないけれど実はJR線と線路が繋がっていて、東急は長津田駅で横浜線と、相鉄は厚木駅で相模線と線路が繋がっており、その線路を利用して新型車両の搬入が行われています。
しかし、どの路線とも線路が繋がっていない路線もあり、その場合、工場から途中までは他の会社と同じ様に鉄道で牽引され、以降は1両ずつトラックに乗せられて車庫に運ばれたり、場合によっては工場から全区間でトラック輸送という事もあります。
では、地下鉄の車両搬入はどうするのでしょうか?実は、都内を走る地下鉄は、多くがJR線や私鉄と直通運転をしており、その路線を経由して輸送されるパターンが多くあります。一方、横浜市営地下鉄など、他の路線と線路が繋がってはいない路線もあり、その場合、途中からトラックで運ばれます。ですが、「地下鉄」と言いつつも大体の路線の車両基地は地上にあるので、搬入作業そのものは地上での作業になります。都内だと銀座線や丸ノ内線などがこのパターンです。
しかし、直通運転もしておらず、地上を走る区間が全く無いのが都営大江戸線。この路線、車両基地も地下という「完全な地下鉄」なのですが。この路線の新型車両の場合、地下に繋がる専用の搬入口があり、トラックで到着した車両は、クレーンで吊るされて、その搬入口から地下の車両基地に搬入されていきます。ちなみに、この作業の模様は、都営交通のオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されているので観ることが出来るのですが、なかなか大変な作業となっています!
都営交通公式チャンネル
【地下鉄】都営大江戸線新型車両「12-600形」搬入
というわけで、新型車両の搬入経路は、このように各社いろいろなパターンがあるのですが、どこかしらで線路が繋がっており、それを使って運ばれるという事が多くなっています。一般の方であればまず知らない秘密の繋がり。普段はライバル同士かもしれませんが、こうやって協力し合っているんですね!
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「水谷豊」の『カルフォルニア・コネクション』でした!
ドラマ「相棒」の右京さん役でお馴染み水谷豊さん。1979年にリリースされたこの曲は、ドラマ「熱中時代・刑事編」の主題歌として使用され、その年を代表する大ヒット曲となりました。
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、6月3日(木)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
18:00ジャストから始まってます!
次回もお楽しみに!
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