新しい鉄道の利用方法!? #ワンマン車掌

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

 

 

 

今日は・・

 

 

新しい鉄道の利用方法!?

 

 

です。

 

 

 

今日は気になるニュースの話題!

 

 

JR東日本の深澤裕二社長が、先日の定例会見で、新型コロナウィルスの影響に伴い鉄道の利用者が減っている状況に対応すべく、運賃やダイヤの見直しに向けた議論に着手する考えを明らかにしました。

 

 

緊急事態宣言の期間中、平日の混雑時間帯でもガラガラだった電車は記憶に新しいところですが、JR東日本によると、4月と5月は定期以外で1000億円の減収、少しずつ旅客数が回復しつつあった6月も640億円の減収だったとの事で、大変な減収となりました。7月に入って街の様子も少しずつ回復の方向へ向かっていますが、新しい生活スタイルが求められる今、これまでのやり方ではないものも議論する必要があると、この発表に至りました。

 

 

 

⬆︎山手線は、昨年比で80%以上利用者が減少した日も・・

 

 

鉄道会社は、最も混雑する時間帯を基準に用意する車両数などを決めますが、今後もしテレワークの比率が上がっていけば、通勤者が減り、需要と供給のバランスが悪くなっていきます。そうなれば、やはり車両数やダイヤの見直しは避けられません。また、昨今の働き方改革で、深夜帯の保守工事の時間確保のために、終電や始発の時刻変更なども考えられます。

 

 

 

一方、今回最も話題を呼んだのが

 

 

「時間帯別運賃」

 

 

というキーワードでした。

 

 

これは、時間帯で運賃を分けるというシステムです。これを導入し、ラッシュ時間帯を値上げする事によって、旅客数が減っていく状況下においても比較的収入を確保しやすくなり、金銭的に安定運行を支える事が出来ます。また、値上げを避けようと旅客が分散する可能性も考えられ、解決への道が見えないラッシュ時間帯の混雑緩和対策になる可能性もあります。

 

 

一方で、時間帯によって値段が違うというのは、飛行機タクシーでは存在しますが、通勤電車では行われておらず、企業の交通費計算時の混乱や、混雑時間帯を利用しているにもかかわらず、安い方の交通費しか労働者に支払われない、などのトラブルも考えられます。

 

 

さらに、そもそも時間によって値段が変わるシステムをどうやって実現させるか、という課題もあります。交通系ICカード利用であれば、改札通過時刻に応じてプラスアルファでの徴収は簡単かもしれません。ですが、通勤ラッシュ帯は定期券利用者が多い時間帯です。定期代を払っているにもかかわらず、混雑時間帯はプラスアルファで定期付帯の交通系ICカードからお金が引かれるとなれば、チャージ不足による混乱も想定されます。また、スポーツクラブのように「何時〜何時のみ利用可能定期」というのも、「いつでも乗れる」という定期券の価値が大きく変わってしまうため、浸透するかどうか疑問が残ります。かといって、定期を時間帯別運賃の対象外にしてしまうと、複雑なシステムを導入する割に、もたらす利益や効果はあまり期待出来なくなります。

 

 

 

⬆︎特急なら便によって価格も設定出来そうですが、通勤列車はどうすれば・・?

 

 

 

このようにメリットデメリットもある時間帯別運賃。唯一、実現出来るかもしれない方法としては、時間帯によらず、まずは全体の運賃を値上げして、空いている時間帯を利用した人には金額やポイントなどを還元して、実質的に混雑時間帯よりも安い値段で利用してもらうというやり方です。このやり方であれば、交通系ICカードでも定期券でも、時間帯によって利用料金が変わる事になるので、本来の「時間帯で料金を区切る」という目標を達成することが出来ます。

 

 

実際、朝の混雑対策として、朝の通勤ラッシュが始まる少し前までに専用の機械にタッチすると、ポイントやコーヒーショップの優待券が貰える!なんていうオフピークキャンペーンを行なっている鉄道会社もあるので、鉄道会社が先に貰って後から返すというパターンなら、そこまで難しくないのではないかと思います。

 

 

なお、この話は、先日の定例会見で「議論に着手する」と発言した、という段階なので、今すぐに始まるという話ではありません。ただ、JR東日本という巨大鉄道企業のこうした動きは、今後、他の鉄道会社へ大きく影響を及ぼす可能性があり、今後の行方が非常に気になります。当たり前だったものが当たり前ではなくなっていく事を多く感じる今。鉄道においても、安い値段のタイムリミットを気にしたり、この時間から割増運賃だな・・など、新しい価値観で利用する日々がやってくるかもしれません。今回のニュースを聞いて、アナタはどう感じましたか!?

 

 

 

 

 

 

さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは・・、

 

 

宇多田ヒカルタイムリミットでした!

 

 

2000年にリリースされた曲で、作曲宇多田ヒカルさん久保琢郎さんによる共作なのですが、実はこの久保琢朗さんは、あのGLAYTAKUROさんなんです!CDは初回出荷分だけで100万枚を突破しており、大ヒットとなりました。

 

 

 

というわけで、

今日もご乗車ありがとうございました!

 

 

この回の模様は、7月16日(木)の29時まで

radikoタイムフリー↓で聴けます!

コーナーは16:00ジャストから始まってます!

 

ワンマン車掌の鉄分乗々 7月9日分 を聴く!

 

 

来週も木曜16時定刻で発車予定です!

お楽しみに!

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