要チェケラッチョ！桜木町！ #ワンマン車掌

2020.06.18 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は・・

「要チェケラッチョ！桜木町！」

です。

FMヨコハマがあるのはランドマークタワー。みなとみらい線やJR線、横浜市営地下鉄でアクセスする事が可能ですが、中でも、JR線の桜木町駅は、1915年までは旧・横浜駅でした。つまり、歴史の授業で習った「1872年・新橋〜横浜間に鉄道開通」の「横浜駅」は、この桜木町駅の事なんです！そんな、日本の鉄道の始まりの場所であるJR線桜木町駅で、改札口を増やす工事が行われているのをご存知でしょうか!?

現在、JR桜木町駅は、主に野毛方面へ便利な従来からあった「南改札」と、2014年に作られたランドマークタワーやパシフィコ横浜方面へ便利な「北改札」の2つの改札口があります。そして、このたび6月27日（土）に新たに出来る改札は新「新南口」！ホームの最も大船寄りに通路が設置され野毛や馬車道方面が近くなります！

そして、この新南口は「市役所口」という名前も付けられています。というのも、横浜市役所の新庁舎が桜木町駅から徒歩3分の所に建設され、すでに一部の局は業務を開始しているのですが、6月29日（月）に正式にオープンします。この市役所新庁舎へは、25日に開通する通路「さくらみらい橋」で繋がっています。

そして、この新改札口オープンに合わせ、同じ6月27日（土）に開業するのが「JR桜木町ビル」です！このビルの中には、1階と2階が商業施設の「CIAL 桜木町 ANNEX」と保育園、そして3階から12階は「JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町」が入ります。

実はこのJR東日本ビル、1階のエントランスに蒸気機関車がいるんです！このSLは、110形蒸気機関車というもので、日本の鉄道開通の前年、1871年にイギリスからやって来たもので、実際に新橋〜横浜間を走った車両のうちの一つ！その後、さまざまな地で活躍し、大正時代に引退。保存されたのち、東京青梅の青梅鉄道公園にて展示されていましたが、このたび、この桜木町に戻ってきました！なお、蒸気機関車の横には、日本の鉄道建設時に活躍した日本の鉄道の恩人エドモンド・モレルさんの記念碑なども設置されています！

ちなみに、この桜木町駅は鉄道創業の地ということで、実はさまざまな展示物や記念碑があります！例えば、新しく出来る新南口を出てすぐの所には「鉄道創業の地の記念碑」があり、その近くには過去に駅長室があった事を示すプレートなどがあるのですが、いずれも人の通りが少ない所だった為、その存在を知らない人も多いと思います。また、南改札を出た所には、観光案内所やコンビニエンスストアなどがありますが、そのお店の前にある柱には、鉄道開業当時の資料などが展示されています。

東京都の新橋駅には駅前に蒸気機関車があり、街のシンボルとして強烈なインパクトを出しています。また、埼玉県の大宮も鉄道工場や鉄道博物館があるため「鉄道の街」としてアピールしています。ですが、この横浜・桜木町も立派な鉄道創業の街！新しい改札もオープンして記念碑もアクセスしやすくなったほか、創業当時の蒸気機関車も帰って来ました！ぜひ、これをキッカケに、もっともっと鉄道創業の街のアピールも盛り上がって欲しいなと思います！