2020年2月の鉄道NEWS 勝手にランキング #ワンマン車掌 #DJマクラギ

2020.03.05 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は、ヤマカワ車掌がお休みで、

DJ MAKURAGI が登場！

「2020年2月の鉄道NEWS 勝手にランキング」

をお届けしました。

DJ MAKURAGI が選んだ
2020年2月の鉄道ニュースTOP3は・・、

第３位

『JR東日本、
成田空港の２駅で昇降式ホーム柵導入！』

第２位

『東海道新幹線、
車内テロップのニュース提供終了！』

第１位

『近鉄、鮮魚専用列車運転終了！』

でした。

O.Aでは、第２位について詳細をお伝えしました！

ちなみに、第３位は、

JR東日本が、成田空港駅と空港第２ビル駅に、初めて昇降式ホーム柵を導入する！というニュースでした。

今回導入される昇降式ホーム柵とは、関東エリアを中心に導入されている扉タイプのホームドアではなく、まるでプロレスリングのロープのようなタイプで、上下に開閉します。この成田空港駅と空港第２ビル駅は、日本の玄関口である成田空港直結のため、ホーム上の安全対策は急務でした。ところが、通勤タイプの車両と特急タイプの車両が発着し、扉の位置が列車によってバラバラなため、扉タイプのホームドアにしようとすると、ホームドアの扉をとても大きく作る必要があるという課題がありました。しかし、この昇降式であれば、ロープのような形なので、ある程度の長さにも対応することが出来るため、今回の採用となりました。なお、関西などではすでに活躍している方式です。ちなみに、プロレスごっこをしたい気持ちもわかりますが、列車との接触を防ぐ安全のための物ですので、柵部分には触れないようにしてくださいね！

そして、第１位は、

関西や東海エリアを走る近鉄こと近畿日本鉄道で運行されていた「鮮魚専用列車」が廃止になる！というニュースでした。

この鮮魚専用列車は、1963年から運行されている歴史ある列車で、三重県の伊勢志摩エリアの海で獲れた魚を、行商人の方々が大阪エリアに運ぶために運行されていました。面白いのは、この列車に使われる車両は、パッと見、普通の通勤車両と変わらない車両が使われるのですが、ちゃんとこの列車のために、行き先を表示する方向幕に「鮮魚」という幕が用意されているんです！最盛期には100人以上の行商人が利用していたとの事ですが、車での運搬が増え、利用者が減っていることなどから、3月14日に行われるダイヤ改正で運行終了となります。このダイヤ改正以降の鮮魚輸送は、決められた通常列車の一番後ろの車両のみ行商の方々専用という、一般列車の最後尾を貸し切る方法で行われます。

ちなみに、過去には、こういった行商人の方々向けの専用列車というのが他の鉄道会社でも運行されていましたが、やはり時代の変化とともに数が減り、最後まで残った行商人専用列車がこの鮮魚列車でした。ですが、最後尾のみ貸切という方法で新聞輸送が行われる列車などは今でもあり、ドライバー不足が問題となっている昨今、こういった鉄道での小規模の荷物の運搬というのは、見直される時がやってくるかもしれません！

そして、O.Aでお届けした第２位！

JR東海の東海道新幹線の車内で提供されていたテロップのニュースの配信が終了する！というニュースでした。

東海道新幹線車内でのニュース提供が始まったのは1985年。つまり、配信が始まって30年以上ということになります。列車の停車駅や、現在の通過駅の表示などに加え、電光掲示板に流れてくるニュースは、長い移動時間の暇つぶしにボーッと眺めていたという方も多いと思います。そんなニュースの配信が、次のダイヤ改正の前日となる3月13日で終了となります。

今回、JR東海は終了の理由について「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備完了に伴い、多くが自身のスマートフォン等でニュース等の情報を取得できる環境が整った為、としています。現在、東海道・山陽・九州新幹線では、無料で使えるWi-Fi、「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備が進められており、工事が終わった車両から順次使えるようになっていて、既にほぼ全ての車両の工事が終わっています。3月30日には全列車で使えるようになるとの事で、こういったWi-Fi環境が整ったことから、JR東海ではニュース配信の終了を決定しました。今後は、今後はニュースに代えて、日本語と英語による新幹線のご利用案内を充実させていくとの事です。

ちなみに、このニュース配信終了はJR東海の東海道新幹線区間のみで、新大阪から西の山陽新幹線や、博多よりもさらに南の九州新幹線では、引き続きニュースの配信は続けられるとの事です。また、東京から北へ向かうJR東日本の新幹線でもニュース配信は続けられるとの事です。

確かに、スマートフォンやタブレット端末の普及で、長い移動時間の過ごし方は変わってきたかもしれません。また、鉄道会社側から見ると、それぞれの新聞社からニュースを買う側ですので、ニュース配信の終了はコスト削減になるかと思います。もしかすると今後、このJR東海の決断に続く会社が出てきてもおかしくはありません。他の鉄道会社の今後の出方が気になる、そんなニュースでした！