ついに!ついに! 繋がる！ #ワンマン車掌

2019.11.28 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は・・

「ついに!ついに! つながる！」

です。

先週もお届けしましたが、

11月30日（土）から、

相鉄線とJR線の直通運転が

ついに!ついに!始まります！！！！

先週は何が始まるのか？という概要を中心にお届けしました。

先週の記事は⬇︎コチラ！

Tresen 11月21日記事「ついに、繋がる！」

https://tresen.fmyokohama.jp/14527/

今週は、鉄道ファン的に「相鉄・JR直通線」は何がアツいのか！？という点をお届けしていきたいと思います。

今回の直通運転でアツいのは、

なんといってもコチラ！

「貨物線を走るのがアツい！」

もう、コレに尽きます。

今回新しく開業する羽沢横浜国大駅の隣には「東海道貨物線」が通っていて、貨物専用駅の「横浜羽沢駅」があります。直通列車は、この東海道貨物線へ入っていきます。

この東海道貨物線は、東海道線の本数増加に伴い、旅客用と貨物用の線路を分けるために作られた路線で、小田原から東戸塚付近までは東海道線の線路の真横を走っています。そして、その先は東海道線が海側の横浜駅方面へ、東海道貨物線が内陸の羽沢方面へルートが分かれます。

実は、この貨物線、1979年に誕生しており、もう40年経つのですが、めったに乗ることのできない路線なのです！というのも、基本的に走るのは貨物列車で、一部、平日の朝晩に運行されている東海道線の有料通勤ライナーが走る以外、基本的にお客さんを乗せた旅客列車は走りません。ところが、今回の直通運転で、1日の大半の時間で約15分から約30分おきに直通運転の列車が走ることになり、今までなかなか乗ることが出来なかった貨物線を気軽に楽しむことが出来るのです！！

ちなみに、今回の直通運転列車が通る区間は、丘陵地帯なのと騒音防止の観点から、ほぼトンネルです。具体的に言うと、東横線の妙蓮寺駅付近や、横浜線の大口駅付近を走りますが、外は真っ暗で何も見えません。でも、東海道貨物線を走っているという事実は変わりません！あの東海道貨物線を、いわゆる通勤車両を使った旅客列車がバンバン走る！これが鉄道ファン的にはアツいのです！！

そして、直通列車は、トンネルを抜けると鶴見駅に到達します。ですが、貨物線なのでホームは無く、京浜東北線のホームを横目に通過します。そして、鶴見からは武蔵野貨物線に入っていき、横須賀線の線路の横を走っていきます。

しばらく走ると新川崎駅付近を走りますが、ここも貨物線なのでホームはありません。ですが、この新川崎駅付近は、かつて東洋一の規模と言われた貨物の操車場、新鶴見操車場があった場所で、すでに操車場は無くなってしまいましたが、貨物を牽引する電気機関車などの車庫、新鶴見機関区と貨物列車の時間調整用に新鶴見信号場あります。ここには、たくさんの電気機関車が停まっているので、今日は何が停まっているかな？と、車窓的にとっても忙しいスポット！もちろん隣を走っている横須賀線からも見えるのですが、今まで、簡単に乗れなかった貨物線から眺めるということが重要なんです！

新鶴見信号場を過ぎた直通列車は、ここでようやく横須賀線の線路へ入り、武蔵小杉駅に停車します。ここから先は、湘南新宿ラインと同じルートを走り、西大井、大崎、恵比寿、渋谷、新宿と停まっていきます。ここから先は、湘南新宿ラインで見られる景色なので省略しますが、このように、今回の直通列車は、貨物線を含め、いろいろな路線を経由して走っていきます。

そして、ダイヤも、埼京線のダイヤの隙間を走り、横須賀線のダイヤの隙間を走り、貨物線のダイヤの隙間を走り、そして相鉄線でも横浜発着の列車と接続を行うなど、いろいろなところで調整が行われています。鉄道ファン的には、そんな裏側も想像しながら乗ると、もっと楽しい直通列車。スタートは11月30日からです！相鉄沿線のみなさん！ぜひ使ってみてくださいね！

そして、先週もお伝えしましたが、相鉄線は、この直通運転開始に伴い、11月30日にダイヤ改正をします。今回の改正は大規模なものとなっています。相模鉄道のホームページでは、この11月30日からの新しい時刻表が公開されています。ポケットタイプの時刻表ではなく、相鉄線全列車・全駅の時刻が書いてある冊子タイプの時刻表なので、目的の駅へ到着する時刻などもわかります。今回のダイヤ改正は、全線にわたって大幅に変わっていますので、ぜひ事前に確認されることをおススメします！