今日はスタジオにRyu MatsuyamaからRyuさんとJacksonさんをお迎えしました!

 

初登場Jacksonさんは、Ryu Matsuyamaに加入してから11年間ずっとドレッドヘア。
その前は長年坊主だったそうです。
きっかけはアメリカのバークリー音楽大学に通っていた頃。
現地で髪を切りに行くのが怖くなり、そのまま伸ばし続けて帰国し、ドレッドにしたのだとか。

 

今日のテーマは「つないでつないで」。
RyuさんがドラムをTwitterで募集したことが出会いの始まりでした。
RTがつながり、さらに人づてにつながって、最終的に現れたのが“ドレッド”だったそうです。

 

Jacksonさんからしても、共通の友人が間に入る形でスタジオへ行ってみたら、そこにいたのはヒゲの人。

 

当時、Jacksonさんはオークリーのメガネをかけていて、それを見たRyuさんは「これはドラマーだ…!!」と直感。
Ryuさんの中では「ドレッドの人はリズム感が良い」というイメージがあり、迷いなく採用を決めたそうです(笑)

 

Jacksonさん自身は、あまり人を苦手に思うことがないタイプ。
好き嫌いとは別に、人そのものを見るのが好きで、常に良いところを探すため、たとえ苦手な相手でも気まずくならずに話せると語ります。アメリカにいた頃は、日本よりも自分の意見をはっきり表現する文化の中で過ごし、嫌なことはきっぱり断るのが当たり前だったそうで、今でも行きたくない飲み会には「行かない」とはっきり言うスタンス。
「行けたら行くわ〜」とは言わない、という言葉が印象的でした。

 

 

話題は、今月リリースされたばかりのニューアルバム『Voyager 2』へ。
Ryu Matsuyamaが2人体制になってから初めてのアルバムで、ベースがいなくなったことは大きな変化でしたが、逆に「いろいろ試せるぞ」という前向きな気持ちで制作に臨んだそうです。
今作にはodolの森山公稀さんが参加。お互いに身近で共感できる存在だったといいます。

 

Ryuさんと森山さんはともにSF好きで、森山さんの自宅を訪れた際、本棚に並ぶ本の趣味が驚くほど似ていたことから、サウンド面でもSFを前面に出していく方針がかなり早い段階で固まりました。

 

アルバムタイトル『Voyager 2』は、探査機の名前から。
1977年に打ち上げられ、今もなお人知を超えた旅を続けている探査機で、地球外生命体がいるかもわからない時代に“ゴールデンレコード”を搭載して宇宙へ送り出したというロマンにも惹かれたそうです。
「2のほうが面白いかな？」という感覚もあったのだとか。

 

CDジャケットもゴールデンレコードをイメージしており、収録された9曲は暗号化されていて、どれがどの曲を表しているのかは聴く人次第、という仕掛けになっています。

 

 

コロナ禍でライブがなくなった時期には、空いた時間を使ってベースの勉強を始めたJacksonさん。
ベースはリズムに対して非常にタイトでなければならないことを実感し、ドラムを叩く上でも大きな学びがあったそうです。
自分で叩いたドラムに合わせてベースを弾いたときには、「誰だこの下手なドラムは…!!」と思いながら演奏していたそうで、「色々言っちゃって…前のベーシストに謝らないと…」と話されていました(笑)

 

 

会場限定で販売されているブックレットにもこだわりが詰まっています。
各曲につながる短編小説が収録されており、イタリアで20年間過ごしていた影響で文章表現に少し苦手意識があるRyuさんは、AIとイメージを共有しながら文章化をサポートしてもらったそうです。
CDジャケット下に記された数字も、短編を読むことで意味が解ける仕掛けになっています。

 

一方で、JacksonさんはそこまでAI推進派ではないとのこと。
家庭菜園で野菜がきれいに、美味しく育つ様子に「宇宙の神秘」を感じると語り、だからこそ対照的な考えを持つ二人のバランスが、良い関係につながっているのかもしれません。

 

『Voyager 2』がリリースされたばかりにもかかわらず、すでに次作の制作にも取り組んでいるというお二人。
来年のいつになるかは未定ですが、またスタジオでお待ちしています～～!!

 

 

M1. Reflections / Ryu Matsuyama
M2. Anemoi / Ryu Matsuyama

 

Ryu Matsuyama Official YouTube Channel

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