動く鉄道博物館!
鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「動く鉄道博物館!」
です。
皆さんは、静岡県を走る「大井川鐵道」をご存知でしょうか!?
東海道線の金谷駅から大井川沿いに北上していく路線で、金谷〜千頭までの大井川本線と、千頭〜井川までの井川線の2つの路線から成り立っています。なお、2022年の台風災害の影響で、大井川本線の川根温泉笹間渡〜千頭は運休が続いており、途中駅(家山駅)から千頭にかけては町営バスを利用する事になります。
この路線の特徴といえば、昔懐かしい車両が多く走っている、まるで「動く鉄道博物館」のような路線である事です。
その筆頭が蒸気機関車(SL)です!
大井川鐵道では、本格的なSL列車復活運転を1976年から始め、来年で50周年を迎えます。特に人気なのが、2014年から運行されている「きかんしゃトーマス号」。作品の中だけだったトーマスやその仲間たちがリアルに走るとあって、ファミリーを中心に大人気となっています。
実は、機関車トーマス号は10月から体調不良のため運休していたのですが、修繕が完了したため、11月29日から運行を再開します。なお、クリスマス特別企画として、12月25日までの期間、サンタ帽子を装着した特別な姿で運行され、クリスマスフォトスポットやプレゼント配布などの企画も実施されます。

一方、この機関車トーマス号とは別に、毎年恒例の特別な蒸気機関車が、今年も11月28日から30日にかけて運行されます。
それは、来年の干支「馬」をモチーフにした賀正ヘッドマークと国旗を装着した蒸気機関車です!
お正月は、新年の訪れを祝うヘッドマークなどを装着した車両が多くの鉄道会社で運行されますが、年賀状は11月や12月に制作するため、その新年を祝う車両の写真を載せようと思っても、タイミング的に間に合いません。
そこで大井川鐵道では、翌年の年賀状作りのため、毎年この時期に、次の年の干支をモチーフにしたヘッドマークを装着した蒸気機関車を運行しているのです。
今年の先行掲出は、11月28日~30日にかけて実施され、28日と30日がヘッドマークと国旗の両方バージョン。29日は国旗のみとなります。
このヘッドマークは、もちろん新年が明けたあとも掲出される予定で、1月1日と3日はヘッドマークと国旗が、2日は国旗のみとなります。

是非、来年の年賀状はレトロに蒸気機関車の写真なんていかがでしょうか!?
さらに、大井川鐵道の特徴は蒸気機関車だけではありません!これ以外にも、多くの貴重な車両が走っています。
例えば、元々、西武鉄道の貨物列車牽引などで活躍していたE31形電気機関車は、大井川鐵道ではSL列車の補助機関車やEL急行の本務機として活躍。今年から1両がブルートレイン風の塗装となりました。
また、JR西日本で活躍していた客車・12系も、今年から大井川鐵道へやってきて、11月16日から営業運転開始となりました。ブルートレイン風の塗装になったE31形電気機関車と組めば、その姿はまさに往年のブルートレインのよう!多くの鉄道ファンから注目されています。

また、普通電車用の車両としては、元々は近鉄の特急車両として活躍していた16000系、南海高野線の急行・特急用として活躍していた21000系、東急線で活躍していた7200系などのほか、昨年の年末からは、南海電鉄で活躍していた6000系もデビュー!全国各地から残り少ない貴重な車両が集まる、“動く鉄道博物館”のようなラインナップとなっています。
さらに、井川線には、ケーブルカーなどを除いた一般鉄道としては日本最急勾配となる90パーミルの坂があり、この坂を、車両側にある歯車と地上側の専用レールを噛み合わせて走行する「アプト式」という珍しい運転方法で走るなど、さまざまな特徴があります。
神奈川方面からのアクセスだと、東海道新幹線で静岡駅まで行き、そこから東海道線でさらに西へ約30分で、始発駅の金谷駅に到着します。なお、蒸気機関車や客車列車などは、それぞれ運転日が決まっていますので、あらかじめ運転日や時刻を確認して行くと便利です。
さまざまな貴重な車両が走る大井川鐵道。ぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか!?
というわけで、今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、12月2日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴くことが可能!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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11月26日(水) ゲスト:Ayllton(本日のTresen)











