支えてます!
鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「支えてます!」
です。
近年、さまざまな業界で大きな問題となっている「働き手不足」。需要はあるものの、サービスを支える働き手がおらず、物事が回らないという事態があらゆる業界で起きています。
そして、それは鉄道業界も他人事ではありません。すでに地方では、乗務員不足による減便ダイヤになっていまった会社も多く出てきており、この流れが首都圏エリアにも波及してくるのも時間の問題です。
そこで各鉄道会社では、やってくる人材不足時代に対応するため、さまざまなものの無人化・自動化を進めているのですが、ここ最近、特に大きな動きをみせているのがJR東日本です。

JR東日本では、生産年齢人口減少による労働力不足の恒久化など社会環境が変化する中で、鉄道をより効率的でサステナブルな輸送モードとしていくために、ワンマン運転の拡大を進めています。
今年春には、南武線と常磐緩行線(各駅停車)で都市型ワンマンをスタート。これまでも、郊外の路線や地方では実施されていたワンマン運転ですが、首都圏の数分おきにやってくるような路線での実施は、この2路線がJR東日本では初となります。
さらに、来年春からは横浜線でワンマン運転が始まる事がすでに発表されており、その準備が進められています。また、2027年春からは、中央・総武各駅停車、および京浜東北線の大宮〜南浦和・蒲田〜大船間で、ワンマン運転が始まる事が発表されています。

そんな都市型ワンマンに欠かせないのがホームドアです。ワンマン運転時は後方からの確認が出来ないため、万が一、お客さんと車が接触しても気付けないなどの問題がありますが、ホームドアによってこのような接触事故を減らす事が出来ます。
ところが、ホームドアで安全性が向上する一方、運転士さんは、より厳しい停止位置の正確さが求められる事となり、精神的負担が増えてしまいます。
そこで、そんなホームドアを設置している路線で多く導入されているのが「TASC」です。
TASCは、“Train Automatic Stop-position Controller”の略で、日本語にすると「定位置停止装置」などと呼ばれています。電車が駅に停車する際に自動的にブレーキをかけて、ホームの定位置に停止させるための運転支援装置です。
路線によって取り扱い方は違いますが、基本的には停車する際の運転士さんのブレーキを、TASCがさら自動で調整して、正しい位置への停車をサポートしていきます。
この“TASC”は、神奈川県内だと、ワンマン運転が始まったJR南武線のほか、京浜東北線などで導入されているほか、私鉄では東急東横線・みなとみらい線、小田急線、相鉄線などで導入されています。

一方、路線によっては、出発から到着まで完全自動運転となる「ATO」というシステムを採用している路線もあります。
ATOは、“Automatic Train Operation”の略で、日本語だと「自動列車運転装置」などと呼ばれています。扉が閉まって安全に出発出来る事を確認した運転士さんが、運転台にある「出発ボタン」を押すと、電車が自動的に走り出し、あとは自動で加速・減速・定位置停止制御を行います。
これにより、運転士さんは前方の安全確認のみに集中する事が出来るため業務の負担を軽減出来るほか、システムで加減速を調整するため、省エネかつ一定の乗り心地も実現します。
この“ATO”は、神奈川県内だと横浜市営地下鉄で導入されているほか、11月22日からは、京浜東北線の東神奈川〜大船間で、横浜線の車両に限り導入が始まります。なお、この京浜東北線では、今後ワンマン化へ向けて全線での導入も予定されています。

このように、すでにさまざまな自動技術を使って日々の電車は運行されています。現在、鉄道の無人運転は新交通システムなど一部の路線のみに限られていますが、こういった技術がさらに進化していけば、将来的に多くの路線で無人運転なんていう時代もやってくるかも!?まるでSFの世界みたいですね!
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
宇多田ヒカルの『Automatic』でした!
言わずと知れたこの曲は、1998年にリリースされたデビューシングルからの1曲。200万枚以上の売り上げを記録しており、まさに時代を作ったアーティストの一人です。
というわけで、今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、11月25日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴くことが可能!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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