カムバック!

鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「カムバック!」
です。
実は今、山形新幹線が車両故障で減便ダイヤでの運転になっているって知っていますか!?
この車両故障は6月17日に発生したもので、午前11時20分頃、東北新幹線の宇都宮〜那須塩原間を走行していた車両が故障し、走行出来なくなりました。
一方、午後2時頃には、この故障に伴う運転見合わせで郡山駅に停車していた別の編成も故障。その30分後には、東北新幹線が運転見合わせていたため、福島駅から山形方面に折り返し運転をしていた編成が福島〜笹木野間で故障。さらに、15時30分頃には、運転見合わせで小山駅に停車していた編成も故障するなど、同じ日に計4編成が故障してしまったのです。
また、6月30日には東京の車両基地で留置していた編成も同様の故障が発生。似たような期間に同じ故障が発生するという不思議な現象が起きていたのです。
実は、この故障した車両にはある共通点があります。それは、昨年の春から営業運転が始まった山形新幹線の新型車両「E8系である」という点です。
そこで、JR東日本はこの故障を受け、新型車両E8系の単独での走行を中止すると発表。山形新幹線は、世代交代で数を減らしていた旧型のE3系のみでやりくりする事となったのですが、車両の数が大幅に足りないため、ほとんどの列車が東京へは向かわず、福島〜山形〜新庄での区間運転に切り替えられました。そのため、東京〜山形方面は、ほとんどの列車で福島駅での乗り換えが必須となってしまったのです。

この暫定ダイヤでの運転は、1か月以上経った現在も続いています。当初は東京〜山形方面の直通列車は1.5往復のみで、その後、直通列車は3往復に増えましたが、それでも多くの列車で福島駅での乗り換えが続いています。
長期にわたる区間運転で多くの利用者に大きな影響を与えたこの車両故障。果たして原因は何だったのでしょうか?JR東日本は、7月22日に調査結果と対策及び今後の運転計画を発表しました。
発表によると、今回の故障は電力供給装置で発生していたのですが、この装置内にある「特定の時期に製造された半導体素子」と「制御基盤」の組み合わせに問題があり、これに加え気温の上昇で保護装置が誤作動を起こし、発生していたとの事でした。
新型車両は工場で完成した編成から順次投入され、旧型車両との世代交代を進めていくのですが、E8系の場合、第1編成は2023年、その後は約1〜2ヶ月に1編成のペースで投入されています。故障が起きた時点でE8系は11編成あったのですが、実は今回の故障は、全て昨年の秋以降にデビューしている編成で発生していました。
この、昨年秋以降の車両に搭載されていた半導体素子と制御装置の組み合わせに問題があったのですが、一方で、それ以前にデビューしたE8系の6編成は問題がない事も確認されました。
そこで、この6編成も単独運行を再開することが決まり、8月1日からは毎日運転する定期列車に関しては、東京への直通運転も含め通常運転に戻る事が発表されました。一方、日にちや曜日限定の臨時列車に関しては、予定していた全てを運行するのは車両の数的に難しく、一部が運休となっています。
さらに、臨時列車の一部運休に伴い山形方面への輸送力が減少することから、8月9日〜17日のお盆期間は、福島〜米沢間で臨時快速が運行されるほか、仙台経由での利用も出来るよう仙台〜山形間を結ぶ仙山線の一部列車が増結されます。
夏の帰省シーズンを前に、完全復活ではありませんが、なんとか定期列車に関しては全ての運行が復活した山形新幹線。ひとまず、原因の特定も出来たとのことで、今後は誤動作しないよう設定を見直す対策を施し、それが済んだ車両については、健全性を確認したうえで順次営業運転に投入していくとの事です。
蔵王や銀山温泉など、日本のみならず海外からの人気も高い観光地を多く持つ山形県。そんな山形方面へのアクセスを襲った思わぬトラブルでしたが、今後は順次解決していきそうです。ぜひ、みなさんも山形新幹線で、山形方面への旅、してみませんか!?
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「アンダーグラフ」の『ツバサ』でした!
2004年にリリースされたこの曲。リリース直後は、あまり注目されていませんでしたが、その後、有線放送などにリクエストなどが集まり、じわじわと人気を獲得した楽曲。最終的にはバンドを代表する1曲となりました!
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、8月5日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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7月30日(水) ゲスト:河口恭吾(本日のTresen)