やってみよう!

鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「やってみよう!」
です。
夏休みといえば、“自由研究”でさまざまな実験に挑戦するお子さんも多いですが、実は鉄道会社もサービス向上や新サービスの提供のために、さまざまな実験をしているってご存知ですか!?
例えば、JR西日本は今年2月に、特急サンダーバード号で約1か月間ほど「ある実験」を実施しました。それは・・、
列車が遅れた際にポイントを贈呈する実験です!
特急サンダーバード号は、2024年の春までは大阪〜金沢・和倉温泉間などの関西と北陸を結ぶ特急でしたが、北陸新幹線の延伸開業に伴い、現在は大阪〜敦賀間を結んでいます。

ルートとしては、京都から琵琶湖の西側を回る湖西線という路線を経由して福井県方面へ向かうのですが、この湖西線は立地的に強い風が吹きやすい地域を走行するため、強風で運転見合わせとなる事が多くあります。
もし、湖西線が運転見合わせとなった場合は、琵琶湖の東側を通る東海道線を走って米原経由で運行するのですが、この場合、湖西線経由より多く時間がかかるため終点への到着は遅れます。
そこで、JR西日本は、電車が遅延した場合でも充実したサービスの提供による満足度向上を目指そうと、2月10日から1か月間ほど、このポイント付与の実証実験を実施しました。
今回、遅延時のポイント付与対象となるのは、JR西日本系のクレジットカード「J-WESTカード」の所有者で、決められたチケットレス商品を購入しており、「強風などの部外・災害に起因した迂回運転に伴う遅延」といったように、かなり限定されたものとなっています。
そのため、全ての人がいきなりポイントを貰えるというものではありませんでしたが、この実験結果しだいでは、「120分以上遅延した場合における特急料金返金」以外の新サービスに繋がるかもしれません。
一方、東海道・山陽新幹線でも、8月に一部の列車にて実験が実施されます。それは・・、
「弱冷房車」の試験導入です!
東海道・山陽新幹線では、車内でより快適に過ごせるサービスの提供を目指しており、来月、一部列車で弱冷房車を試験的に導入して利用状況等を調査します。
在来線ではすでに当たり前となっている弱冷房車ですが、特急や新幹線などの座席を予約する列車では、在来線と乗り方が違うため一般的ではありません。なお、今回の弱冷房車は、通常より設定温度を2℃上げるという報道が出ています。
対象となる列車は、あらかじめ決められた一部のひかり号で、期間は8月1日〜7日と8月18日〜31日。自由席車両の3号車のみで、かなり限られた条件ではありますが、この試験導入の結果しだいでは、今後レギュラー化もしくは規模を拡大しての実験の可能性も考えられます。
なお、対象列車の運休など、運転状況により、急遽、試験を中止する場合もありますのでご注意ください。
このように、鉄道会社では新サービス導入のために、期間や条件を限定してさまざまな実験が実施されています。幻となってしまうものもありますが、一方で本サービスへ昇格するものもあります。今後は一体どんな実験が実施されるのか、楽しみですね!
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、7月29日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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