ラストランは突然に!?
鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「ラストランは突然に!」
です。
鉄道趣味界隈は、さまざまな本や雑誌が発売されていて、車両や路線の解説、廃線跡などを研究したもの、特定の会社や車両に特化したもの、人気タレントやYouTuberの本などさまざまな種類があります。
そんな中、本日発売の鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」が、4月21日に発売となる令和7年6月号をもって休刊する事を発表しました。
毎月発売されている鉄道情報雑誌といえば、主に「鉄道ファン」、「鉄道ダイヤ情報」、「鉄道ピクトリアル」、そしてこの「鉄道ジャーナル」があり、本屋さんの趣味コーナーなどによく置かれています。
この中で一番歴史が長いのは、1951年に創刊された「鉄道ピクトリアル」です。毎月、特定の路線や車両、信号や保線技術などを深く掘り下げています。
次に歴史があるのが1961年創刊の「鉄道ファン」。毎月、車両や路線など、さまざまな視点で特集を組むという点では「鉄道ピクトリアル」と同じですが、入口としては、こちらの方が身近な路線・車両やキャッチーなものを取り上げている印象です。雑誌のタイトル的にも、シンプルでわかりやすく、”最初に手に取った”という方も多いと思います。
そして、3番目は「鉄道ジャーナル」です。1967年に創刊され、キャッチコピーは「鉄道の将来を考える専門情報誌」。各地の路線や列車の状況などを実際に乗車して取材し、それを報告するルポ的な内容が多いのが特徴です。
そして、この4つの中だと最も新しいのが、1972年に創刊された「鉄道ダイヤ情報」です。鉄道の最新トピックなどを紹介するのは、他の雑誌と同様なのですが、その名の通り「ダイヤ」に特化しており、臨時列車の情報などを細かく掲載しています。そのため、鉄道写真などの撮影において重宝する事が多い雑誌です。
本屋さんのスペースにもよりますが、大体この4つは毎月入荷しているお店が多く、特に「鉄道ファン」と「鉄道ジャーナル」は平積みスペースに置かれている事が多い2大鉄道雑誌でした。
そんな「鉄道ジャーナル」の休刊のお知らせ。先月発売された2025年2月号で通巻700号を迎えたばかりというタイミングでしたが、残念ながら4月21日に発売される6月号(704号)でラストランになってしまいました。
発表された休刊のお知らせによると、理由としては「近年の雑誌出版をめぐる環境および本誌を取り巻く諸般の事情に鑑み」とされています。
1990年代までの情報を手に入れる方法が限られていた時代は、こういった専門雑誌が貴重な情報源でしたが、今やインターネットで誰もが情報を手に入れる事が出来るほか、逆に発信する事も可能となり、出版業界を取り巻く環境は大きく変わりました。また、諸々にかかる経費も上昇しており、近年は倒産や廃業が最多ペースになっています。
そのため、鉄道趣味関係の雑誌でも、多くの雑誌が休刊や廃刊、月刊誌から季刊誌への移行など、変化してきました。そして、今回、60年弱続いた雑誌からの突然の休刊の便り。鉄道ファンだけでなく、学生時代など過去に読んでいたという一般の方々にも大きな話題となっています。
「時代の変化」と言ってしまえばそれまでですが、長年読んでいる雑誌の休刊は、やはり寂しいですね。多くの鉄道ファンに愛された「鉄道ジャーナル」。ラストランまでは、あと3ヶ月。ぜひ、本屋さんで手に取ってみてくださいね!
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「ザ・ピーナッツ」の『恋のフーガ』でした!
鉄道ジャーナルが創刊した1967年のヒットソング。作詞が、なかにし礼さん、作曲が、すぎやまこういちさんというコンビで制作され、その後多くアーティストにもカバーされている名曲です!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、1月21日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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1月22日(水) ゲスト:映秀。(本日のTresen)