Don’t feel, Think!! (感じるな!考えろ!)
鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「Don’t feel, Think!! (感じるな!考えろ!)」
です。
間もなくやって来る大型連休!途中の平日が休みになれば最大10連休!すでに予定を組んでいる方も多いかと思います。しかし、こういった大型連休といえば、懸念されるのが「混雑」です。
JR各社は、大型連休期間中の指定席予約状況を毎年発表しており、今年は4月12日に前日11日までの予約状況が発表されました。例えば、東海道新幹線の今年の大型連休期間中(4月26日〜5月6日)に予約可能な座席数は487万席なのに対し、4月11日時点で予約が入っているのは139万席。昨年度と比べると123%、コロナ禍前の2018年と比べると117%の予約数だそうです。
この数字だけ見るとまだ空席があるように感じるかもしれませんが、下りは5月3日、上りは5月6日がピークで、これらの日は満席の列車も多く出ており、指定席の確保は早めがオススメです。なお、東海道・山陽新幹線は、前回の年末年始と同様に、4月26日〜5月6日の「のぞみ号」は全車指定席に変更となっていますのでご注意ください。
そして、多くの観光地を持つ神奈川県でも「混雑」の問題は他人事ではありません。大型連休期間中は、どこも大変な混雑となりますが、特に人気なのが湘南・鎌倉エリアです。
江ノ島や海岸、神社仏閣からオシャレな飲食店など、さまざまな魅力的スポットが詰まっている湘南・鎌倉エリア。日本人だけでなく外国人観光客にも大人気で、週末を中心に賑わっていますが、一方で混雑による「オーバーツーリズム」も問題となっており、大型連休期間中は普段以上の混雑が予想されます。
そんな湘南・鎌倉エリアを走る江ノ電は、大型連休になると大変な混雑になります。なぜ、江ノ電が混むのかというと、江ノ電は一般的な通勤車両に比べ車体が小さく、通勤電車が1両あたり18m〜20mの長さなのに対し、江ノ電は1両あたり13m程度しかありません。また、車両幅も狭く、繋げられる両数も最大4両編成までなので、大量輸送は苦手なのです。また、現在は14分に1本という運行間隔ですが、単線運行のため簡単に本数を増やす事が出来ないという事情もあります。そのため、大型連休時の鎌倉駅は、ホームに入ろうとするお客さんの行列が駅の外まで伸び、まるで人気テーマパークのアトラクション乗り場のような「最後尾札」が出る事もあります。
この混雑を受け、鎌倉市では今年も江ノ電沿線(鎌倉駅~腰越駅)に在住・在勤・在学している人を対象に証明書を発行し、5月3日〜5日の12時~16時にかけて鎌倉駅の入場列が外まで伸びている場合、その列に並ばずに鎌倉駅構内へ入場出来るという優先入場の社会実験を実施する予定です。なお、証明書を手に入れるには事前申請が必要なので、詳しくは鎌倉市のホームページをご確認ください。
また、特に混雑が予想される5月3日と4日は、鎌倉駅から長谷寺へ向かうお客さん向けに、徒歩移動を呼びかける社会実験も実施されます。鎌倉駅から長谷駅の距離は1.7km。横浜駅から桜木町駅までが2kmなので、歩けない距離ではありません。さらに、この湘南・鎌倉エリアには、多くのシェアサイクルもあり、自転車であれば鎌倉〜長谷間は10分程度で移動が可能です。こういった様々な方法を活用してもらうことで、観光客と住民の方の共存を模索しています。
そして、混雑するのは鎌倉・長谷エリアだけではありません。反対側の藤沢・江ノ島エリアも多くの観光客で賑わいます。ですが、江ノ島は江ノ電以外にも鉄道が複数あり、分散しやすい環境となっています。例えば、藤沢〜江ノ島間は江ノ電以外に小田急線も走っています。小田急線の車両は1両が20mの一般的な通勤電車タイプで、列車間隔も江ノ電よりも多い概ね12分間隔。しかも列車は6両編成なので、江ノ電に比べると圧倒的に多くの人を運べます。
また、大船から湘南江の島まで、湘南モノレールで向かうという方法もあります。湘南モノレールは、公式ホームページで「江ノ島への近道」とPRしており、藤沢経由のルートに対して斜めにショートカットするようなルートで江ノ島方面へ向かいます。しかも、「懸垂式」と呼ばれる、レールにぶら下がるようなタイプのモノレールなので、空中散歩をしているような気分が楽しめます。
皆さんは、何も考えずに「なんとなく、みんな向かっているから・・」と流れに任せて移動していませんか?このように、湘南・鎌倉エリアは江ノ電だけでなく、複数の鉄道会社やシェアサイクルなど、実はさまざまな移動手段があります。もちろん「せっかくだから江ノ電でトコトコ移動したい!」というのも良いですが、もし移動手段に特別なこだわりが無いのであれば、こういった他の手段も組み込むことで、混雑によるストレスは大きく変わると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
この時期、人気の場所や人気列車の混雑は、完全には避けられません。ですが、乗り物の変更やルート変更、仕事の平日休みを上手く活用したり、現地到着時間をピーク帯にならないようにするなど、出来る工夫は沢山あります。せっかくのお出かけが楽しい思い出で終われるよう、感じたままに乗り物へ向かうのではなく、少しだけ工夫が出来ないかを考える「Don’t feel, Think!(感じるな!考えろ!)」の精神で、工夫を取り入れながら散策を楽しんでみてはいかがでしょうか!?
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「氣志團」の
『Don’t Feel,Think!!』でした!
今日のテーマそのまんまのタイトルであるこの曲は、2015年にリリースされた氣志團にとって19枚目のシングルナンバーです!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、4月30日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓でお楽しみいただけます!
(コーナーは18:00ジャストの発車です)
次回もお楽しみに!
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4月24日(水) ゲスト:kobore(本日のTresen)