こだわりびとをたずねて「杉谷農園」さん
毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!
今回哲平さんがジムニーで訪れたのは、千葉県君津市。初の千葉上陸です!
今回訪れたのはカラーという花を育てる「杉谷農園」さん。お話を伺ったのは代表の杉谷亮さんです。杉谷さんは、小学生の頃、当時流行していたドラマ「あすなろ白書」の影響で早く都会に出たいと思っていたんだそう。そんな思いもあり、大学は県外へ出て神奈川県大和市の大学へ。その後都内で農業系のサラリーマンとして8年ほど勤務していたそうですが、先代であるお父様が病に倒れ、この地元に戻り、杉谷農園を受け継いだんだそうです。Fヨコは大学時代から聴いてくれているんだとか!
こちらにある20棟以上あるビニールハウスで「カラー」を育てています。「カラー」には畑で育てるタイプと湿地で育てるタイプの2種類あり、杉谷さんが育てているのは湿地で育てるタイプ。ビニールハウスの中は田んぼのように水が敷いてあり、そこでカラーは育つんだそう。君津市は地形的にお椀型になっていて、育てるのに重要な、地下水が溜まりやすく、栽培に適しているんだそうです。
カラーは「サトイモ科」。根っこが里芋のような根っこを持つカラーですが、食べると喉が焼けちゃうそうです★ 中の黄色いものがお花で、周りの白い花びらのようなものが、葉っぱが変形したものなんだそう。黄色の上の部分がおしべ、白い点々の部分がめしべなんだそう。
アクがすごいカラーは、根の部分を触ると手が荒れたり、服につくと茶色く変色してして大変だそうですが、束ねる時の感覚を大事にしたいので手袋をつけないのが杉谷流。手が荒れてた方がカッコいいという美学も。笑
場所を移動し、ご自宅兼作業場へ。敷地の広いご自宅でよく、一人野球を嗜んでいたんだそう!朝7時から、全部シャドーで9回裏まで!得意な広島カープ大野投手、サッカー中田選手など様々なスポーツ選手のフォームを披露していただきました!「我が選んだ道に悔いはなし」
カラーは規格ごとに選別「P」「カジュアル」「秀」などなど。「P」は元々規格外で捨てていたそうですが、数十年前お父さんの代に、捨てるはずだった規格外のカラーを買ってくれた大阪のお花屋さんがいたんだそう。そのお花屋さんの頭文字から「P」という規格の名前にして売るようになったんだそうです。
作業部屋の中にはチョークで直接、値段や個数が書かれていますが、
中には「子供は手をかけると手がかかる」という意味深な言葉も。お父さんが書いたのか、お姉さんが書いたのか、真相はいかに
再び場所を移動し、千葉の盆地が見渡せるお気に入りの場所へ。
この「こだわりびとをたずねて」に出ることが死ぬまでに叶えたい夢の一つだと語ってくれた杉谷さん。田舎暮らしは、今でもあまり好きではなく、自然を見ると「あれしなきゃ、これしなきゃ」と仕事のことばかり考えてしまうんだそう。ビルを見ると落ち着き仕事を忘れられるという新解釈。丸の内のビル群やアクアラインから見える都会の風景は特に落ち着くんだそうです。笑 ご自身のお子さんには早く都会に出た方がいいぞと言い聞かせているんだとか!都内でカラーが育てられたらいいですね!
そんな杉谷さんのこだわりは、「常に何事も自分のためにと思って行動する。」そうすることで言い訳ができず、見返りを求めないのでストレスなく行動できるんだそうです。
スタジオにもカラー届けていただきました!ありがとうございます!
杉谷農園
千葉県君津市
ひとつ前の記事
今日のゲスト「片平里菜」さん #片平里菜(ブログ)ひとつ新しい記事
2024.04.08 第104家 #lol847 #moca #小見山直人(lol-エルオーエル- 101 Music House)