今日のゲスト「日下純」さん #日下純
今日3月11日(月)のFMヨコハマは、防災ワンデイ
ということでTresenにも防災士・気象予報士・アナウンサーの日下純さんをお迎えしました!
日下さんは、FM ラジオ局のアナウンサー、防災担当を経てフリーアナウンサーに。 現在はFM ヨコハマポッドキャスト 防災番組キャスターのほか、NHK ラジオ防災企画のディレクターなどを務めれていていらっしゃいます。
Tresenでは命に直結する防災の情報をクイズ形式でお届けしました!
*問題①*震災当日、山形の放送局に勤めていた日下さんは、東京に出てくる新幹線の中で14時46分被災。新幹線を降りることができたのは20時を過ぎた頃だったそうです。そんな車内に滞在した5時間の中で一番困ったことはなんでしょう?
*問題②*その後、栃木県の避難所に移った日下さん、地元の公立小学校の体育館でした。当然何の準備もありません。そこで心底困ったこととはなんでしょう?
*問題③*海が美しい神奈川県、津波避難タワーはいくつある?
+答え①+「トイレ」
電気が止まり、車内のトイレが使えなかったんだそう。誰かがダンボールにビニール袋を被せ、トイレットペーパーを敷き詰めて簡易トイレを作った。全車両にそれが作られ、ことなきを得たんだとか。 その辺で済ませて不衛生になれば感染症の恐れもあるし、トイレを我慢することで血栓症(エコノミークラス症候群)になり、半身不随になることもあるのです。
ちなみに食べ物や水はワゴン販売がありそれほど不足していなかったそうです。
+答え②+「体育館の床が冷たすぎてじっとしていられない」
皆さんのイメージするニュースの中で出てくる避難所は段ボールで仕切られていて、物資が届いていて、大勢のかたがいる、という感じかと思いますが、災害直後の避難所は物資もまだ配られていなかったり、準備が整っていないことの方が多い。
避難所開設も役場の方や地域住民が行うのです。行けばすぐに安心というわけではありません。だからこそ個人の準備が大切なんですね。
+答え③+「神奈川県では8ヶ所」
藤沢市や平塚市では展望台になっているタワーもありますし、大磯町にはステージにもなる津波避難タワーが建てられました。
横浜市金沢区の八景公園のように丘のようになっている津波避難タワーもあります。
ちなみに、2021年のデータで全国で502棟・おとなり静岡県は139棟だそうです。
神奈川県は比較的沿岸に高い建物が多いので、新たに津波避難タワーをたてるのではなく、沿岸の高い建物が津波避難ビルに指定されていて、これに指定されているビルは非常時、津波を避けるために勝手に入っていいビルになるんだそう。有事の際、もしこのビルが開かなかった場合、壊して入ってもいいんだそうです。
halcaちゃんは気象予報士試験に前向きで、コーナーの後も日下さんにいろいろ質問していました!
日下さん、まだお話を聞かせてください☆
日下さんが担当しているPodcast / YouTube
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