こだわりびとをたずねて「井上食品」さん

毎月、第一、第二月曜日の17時からお届けしている「アピオ presents こだわりびとをたずねて」植松哲平が愛車ジムニーに乗って、こだわりを持つプロフェッショナル=「こだわりびと」を訪ねてお話を伺っていきます!

今回哲平さんがジムニーで訪れたのは、島嶼部を除いた本州内の東京都における唯一の村、檜原村にある井上食品さんです。お話を伺ったのは、代表の井上文喜さん

井上食品は、こんにゃくを製造・販売する会社。昭和43年に先代となるお父さんが創業し、文喜さんで2代目。この地域での雇用の促進や、時代に合った仕事など、色々なことを考えた上で、檜原村でこんにゃく屋さんを始めたのだそう。

井上食品では、「バッタ錬り製法」というバッタン、バッタン という音から名付けれらた(バッタ式)と言われる昔ながらの錬り機を使い、職人がじっくり時間をかけ、 丹念に手造りで練り上げた他にはあまりない製法で造っています。この製法でなければこんにゃく屋を辞めた方がいいというのが、先代からの遺言だと言います。一般的に市販されているものに比べて、3倍ほどの手間がかかるそうですが、味は歴然で、一度食べると皆リピーターになっているんだそう!

実際に煮たこんにゃく、刺身こんにゃくを食べさせていただきました!黄色いゆず味の刺身こんにゃくは酢味噌をつけて、青のり味と普通の刺身こんにゃくは醤油でいただくのがおすすめ!

続いて、実際に製造している工場に潜入させていただきました。

使用しているこんにゃく芋は、何年もかけて育てたもの。一度収穫し、小さかったらもう一度土の中に戻し、もう一度収穫し、戻し、大きくなったら収穫するんだそう。大体2〜3年かかるそうです。

こちらはバッタ練りの工程。練る時に気泡が入り、この気泡があることによって味が染み込みやすくなるんだそう。

その後、車で移動し井上さんのこんにゃく畑へ。

そしてさらに山を登り、ある場所へ。

こちらはイベント用に建てた舞台「天空の舞台」数年前に完成はしていたもののコロナ禍に入ってしまい、こけら落としはつい先日だったんだそう。

この場所一帯は紅葉で囲まれているのですが、これは井上さんたちが植樹したもの。井上さんは、檜原村の人里(へんぼり)の山にもみじをいっぱい植えるプロジェクト「人里もみじの里」の会長でもあるんです。

井上さんのこだわりは、「バッタ練りを継承していくこと」また、檜原村に若い人たちが定住してくれたら、とのこと。

井上食品
〒190-0222
東京都西多摩郡檜原村人里1800
TEL / 042-598-6068
JR武蔵五日市駅から秋川、南秋川沿いに35分

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