今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

 

 

 

今日は・・

 

 

「いよいよダイヤ改正！」

 

 

です。

 

 

 

いよいよ、春のダイヤ改正が近づいてきました！今年は3月12日（土）で、JR各社だけではなく多くの私鉄もこの日にダイヤ改正を行いますが、神奈川県内で大きく変わるのが小田急電鉄です！というわけで、今日は小田急の改正内容をおさらいします！

 

 

 

まず、江ノ島線が系統分離されます！

 

 

江ノ島線は、藤沢駅が相模大野方面と片瀬江ノ島方面のどちらから来ても行き止まりという、アルファベットの「Ｙ」の形をした「スイッチバック」と呼ばれる構造となっており、線路の配線も複雑で、ダイヤを作成する上でネックとなる駅でした。そこで、今回のダイヤ改正から、この藤沢駅を中心に相模大野〜藤沢と藤沢〜片瀬江ノ島の2つに系統が分離されることになりました。

 

 

 

 

 

 

新ダイヤを見てみると、相模大野〜藤沢は、各駅停車が約10分に1本、優等列車が朝は約10分〜15分に1本、日中以降は約20分〜30分に1本と、多少整理されつつもこれまでに近い本数になっています。一方、藤沢〜片瀬江ノ島は、これまで約10分に1本の時間帯が多かったのですが、利用状況に合わせて多くの時間で約12分に1本へ変わっています。ちなみに、特急ロマンスカーは、片瀬江ノ島駅まで通しでの運行が継続されます。

 

 

なお、江ノ島線以外の路線でもダイヤが変わりますが、新ダイヤは、全体的に本数が整理されたという印象が強いものになっています。例えば、朝ラッシュ帯は、6～7時台に運転されていた小田原・新松田発の相模大野行き急行のうち5本が減便されていたり、日中時間帯は、代々木上原〜向ヶ丘遊園間の準急や向ヶ丘遊園〜町田間の急行が整理されて減便となっています。さらに、夜間は新宿発の各駅停車や千代田線からの直通列車が整理され、減便となっており、昨今の旅客数に応じて輸送力の調整が行われています。

 

 

一方で、朝ラッシュ帯の特急ロマンスカー「モーニングウェイ号」は3本増発されます。特にその中の2本は、新宿駅7時59分着と8時19分着で、新宿駅へ最混雑時間帯に到着するダイヤとなっています。この時間、他の多くの路線は通勤列車を走らせる事で手一杯ですが、こうやって確実に座れる列車をこの時間に走らせる事が出来るというのは、大きな武器になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

そして、今回のダイヤ改正で一番注目されているのが、白いロマンスカーこと小田急50000形「VSE」の定期運行終了です。

 

 

VSEのデビューは2005年。車両の誕生の背景としては、箱根の観光客数減少や、湘南新宿ラインの開業による利用者数減少への危機感などがあり、「喜ばれる車両」、「選ばれる車両」を造りたいという想いがありました。そこで市場調査などを行い、「ロマンスカー中のロマンスカー」として完成したのがこの車両で、伝統の展望席や連接台車、これまでに無かったアーチ形の屋根などを採用して、小田急のフラッグシップ車両としてデビューしました。

 

 

 

 

 

 

あれから17年。2編成で延べ600万キロを超える距離を走行し、約2000万人のお客さんを運んだVSEですが、このタイミングで定期列車からの引退となりました。新幹線車両は20年前後で引退という事も多いのですが、在来線の車両は30年から40年近く走るという事も多いため、それに比べるとかなり早いタイミングになります。理由としては、車両の経年劣化のほか、特殊な構造の車体であるがために、主要機器の更新が困難になる見込みという理由もあるそうです。

 

 

ちなみに、定期運行終了した後は、臨時ダイヤによるイベント列車などで登板し、完全に引退するのは2023年秋頃となっており、機会は少なくなりますが、まだその姿を見る事は出来そうです。

 

 

 

 

 

 

一方で、このダイヤ改正日から新しく始まるものとして、小児IC運賃の50円化がスタートします。「将来を担う小学生のお子さんのお出かけをより身近なものに」と始まるもので、期間限定キャンペーンなどではありません。また、これに合わせて「小児定期旅客運賃」も、1ヶ月800円、 3ヶ月2,280円、 6ヶ月4,320円 となります。

 

 

さらに、ダイヤ改正日から、小田急所属の通勤車両の3号車が、順次「小田急の子育て応援車」となります。これは、小さなお子さん連れのお客さんに、より安心して小田急線を利用してもらえるようにするもので、該当車両にはステッカーなどを掲出し、乗車している皆さんに、お子さん連れのお客さんを温かく見守ってもらえるよう協力を呼びかけます。ます。なお、一部の8両編成や4両編成の列車は対象外となります。

 

 

 

 

 

 

というわけで、小田急電鉄の主な改正内容をざっとお届けしました。今回の改正は、全国的に見てもほとんどの会社で減便傾向となっており、小田急もその流れとなっています。すでに、冊子の時刻表が発売されているほか、ホームページでは各駅の新時刻表が公開されています。比較的大きな規模の改正という事で、皆さんが使う列車も変わっている可能性が高くなっています。日頃からよく利用される皆さんは、改正までに是非一度確認をしてくださいね！

 

 

 

 

さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、

 

 

「葛谷葉子」の

『ロマンスをもう一度』でした！

 

 

2002年から使われている小田急のCMソングで、「小田急といえばこの曲！」という方も多いはず！50000形・VSEや70000形・GSEでは、車内チャイムとして使われています。

 

 

 

 

というわけで、

今日もご乗車ありがとうございました！

 

 

この回の模様は、3月15日（火）の29時まで

radikoの↓タイムフリー↓で聴けます！

コーナーは18:00ジャストから始まってます！

 

 

【ワンマン車掌の鉄分乗々 3月9日分を聞く！】

 

 

次回もご乗車お待ちしてます！！