未来への投資! #ワンマン車掌
今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「未来への投資!」
です。
先月、小田急電鉄が驚きの発表をしました。それは・・、
「2022年春から子供のIC運賃、一律50円!」
小田急電鉄は、新宿から小田原を結ぶ小田原線、相模大野から片瀬江ノ島を結ぶ江ノ島線、新百合ヶ丘から唐木田を結ぶ多摩線の3つの路線があり、神奈川県内を縦にも横にも走っている鉄道会社です。路線の総距離は約120Kmで、1日に約144万人が利用しています。
そんな小田急線での小児IC運賃の一律50円化というニュース!一体、どのくらい安くなるのでしょうか!?
例えば、小児運賃で新宿から小田原までだと・・
紙の切符で450円、IC運賃だと445円です。
なんと、これが50円!!
運賃が一番安い区間でも・・
紙の切符が70円、IC運賃が63円ですが、
これも50円!!!!
強烈なインパクトがありますよね!
なお、この小児IC運賃一律50円化の注意点としては、
・2022年の春から
・小児用のICカードでの利用のみ
などがあります。
また、通学定期乗車券やフリーパスなどの企画券についても、一部を除き小児運賃・料金の改定を予定しているとの事です。
ちなみに、小田急電鉄はこれまでも、お子様専用トイレやファミリートイレの整備、新型車両5000形ではベビーカーを利用しやすいスペースを設けたり、沿線における学童保育の整備や子育て応援サイト開設など、子育て世代応援に向けたさまざまな取り組みを行なってきました。そして先月には「子育て応援ポリシー」を策定。今回の小児IC運賃50円化は、「ポリシーを体現する抜本的施策」と位置づけられています。
これまでも、夏休み限定などで小児運賃が低価格になるキャンペーンは他社でもありましたが、普段の運賃がこれだけ下がるというのは小田急電鉄が初めての取り組みです。また、このコロナ禍の利用者減少などで「値上げなどが検討されている」というニュースは多くありましたが、その反対を行くこの施策は反響が大きく、鉄道ファン界隈だけでなく一般のニュースでもかなり取り上げられました。
報道によると、小田急電鉄はこの施策で2億円を超える減収を予想しているとの事です。ただ、子育てしやすい沿線というイメージから若い世代の定住が進んだり、外出の機会を促した事でグループの商業施設の売り上げが伸びれば、グループ全体で運賃の減収分を補う事が出来ます。まさに、未来への投資のような施策ですよね!
さて、こうなってくると、他の鉄道会社はどうなるのか!?という点も気になってきます。この発表の数日後には、JR東海が会員制ネット予約で決められた条件および区間の「のぞみ」を利用の場合、期間限定でこどもは全員無料になるという施策を発表しました。しかし、これは期間限定企画で通常運賃の値下げではありません。また、その他の会社も、今のところ運賃値下げのような大きな動きは見られません。
ですが、このコロナ禍、そして少子化の世の中において、利用者の確保はどの会社も大きな課題です。小田急電鉄の発表がこれだけ注目されたという事もあって、今後同じように運賃の値下げに踏み切る会社があるかもしれませんし、対抗して新しい施策を打ち出す会社が出てくるかもしれません。今後の各鉄道事業者の出方に注目ですね!
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「FLYING KIDS」の
『大きくなったら』でした!
小児運賃の話にちなんで“KIDS”まつわりで選曲した本日の曲は、1993年のナンバー。FLYING KIDS、8枚目のシングルとしてリリースされた1曲です!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、12月14日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
次回もご乗車お待ちしてます!!
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