2020年6月の鉄道NEWS 勝手にランキング #ワンマン車掌 #DJマクラギ

2020.07.02 - ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします！

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

今日は、ヤマカワ車掌がお休みで、

DJ MAKURAGI が登場！

「2020年6月の鉄道NEWS 勝手にランキング」

をお届けしました。

DJ MAKURAGI が選んだ
2020年6月の鉄道ニュースTOP3は・・、

第３位

『阪神電車！最後の赤銅車が引退！』

第２位

『横須賀・総武快速線新型車両E235系、到着！』

第１位

『JR 夏の臨時列車発表！いつものアイツがいない！』

でした。

O.Aでは、第１位について詳細をお伝えしました！

ちなみに、第３位は、

関西を走る阪神電車から赤銅車が引退した！というニュースでした。

主に大阪と神戸を結ぶ阪神電車。この阪神電車から「赤銅車」と呼ばれる旧型車両が引退しました。この赤銅車は、車両の上半分がクリーム色で、下半分が赤という２色使いの配色。1958年に投入された車両からこの２色使いが採用されていて、当時の人気テレビドラマ「赤胴鈴之助」になぞらえて、この愛称が付けられました。ちなみに、赤銅車は阪神電車にとって優等列車用の車両。というのも、阪神電車は、普通列車用の車両と急行などの優等列車用の車両を分けており、色でその用途を明確にしていたんです！

その後、95年頃までこのカラーリングで車両が作られていきましたが、その後はステンレス車体の時代が到来。このカラーリングの車両は徐々に減っていき、本線から撤退。晩年は武庫川線という約2キロしかない短い路線で使用されていましたが、ついにその車両も引退。もともと今年5月で引退予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で延び、6月2日が最終運行となりました。

そして、第２位は、

横須賀・総武快速線用の新型車両E235系が車両製造工場から運ばれてきた！というニュースでした。

現在、横須賀・総武快速線はE217系という車両を使っています。このE217系は、1994年から投入されており、当時のメインだった113系を置き換えましたが、デビューが早い車両だと登場から25年を超えています。そのため、新型車両E235系が投入される事になったのですが、その第1弾となる車両が、先日、新潟県の新津にある、総合車両製作所新津事業所から、神奈川県の大船にある横須賀線の車庫へ運ばれてきました！

このE235系の車体はステンレスなので基本シルバーですが、これまでの横須賀・総武快速線の色を受け継いで、濃いめのブルーやクリーム色も使われています。車内は、液晶モニタによる案内が従来の車両より強化されていて、ドア上のみならず、荷棚上の部分も広告ではなく液晶が設置されています！また、グリーン車には、普通列車用のグリーン車では初めてとなる全席コンセントの設置や、無料Wi-Fiが整備されているとの事！

この、横須賀・総武快速線用のE235系は、11両編成が51編成、4両編成が46編成の合計745両が作られる予定で、今年度から順次投入されていきます。数が多いので、全ての車両が新型になるには少し時間がかかりそうですが、まずは第1編成のデビューが楽しみですね！

そして、O.Aでお届けした第１位！

JR各社から夏の臨時列車の内容が発表された！というニュースでした。

JR各社は、1年を4つに分けて、春・夏・秋・冬それぞれの期間の臨時列車の内容を事前に発表しています。例年だと夏（7月〜9月）の臨時列車は5月中旬に詳細が発表されるのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で見通しがつかず、6月中旬にようやく発表されました。

例えば、JR東日本の新幹線は、北陸新幹線が例年より本数が少なくなっていますが、それ以外の新幹線は例年通り程度の本数が確保されるとの事です。また、東海道新幹線は、7月が昨年比95%の本数に、8月は昨年比97%の本数になる予定で、昨年より少し下回る本数ですが、最も混雑が予想される8月7日〜17日にかけては、昨年比103%の本数を予定しており、8月16日（日）には過去最多となる455本の列車を運転する予定となっています。

一方、在来線も様々な特急で増発などが予定されているのですが、例年だとお馴染みの「あの臨時列車」の運行がこの夏は無い！と鉄道ファンの間で話題となっています。それが、

「ムーンライトながら」

なんです！

この「ムーンライトながら」は、東海道本線の夜行快速列車で、東京と岐阜県の大垣を約6時間半かけて走ります。この名前になる前は夜行普通列車として走っており、「大垣夜行」と呼ばれていたので、そっちの名前で認識している人もいるかもしれません。新幹線などとは違い時間はかかりますが、旅費を抑える事が出来るので、格安旅行には欠かせない列車です！ちなみ「ながら」は、岐阜県を流れる川、長良川の「ながら」です。

この「ムーンライトながら」は373系という特急車両を使って毎日運転されていましたが、しだいに高速バスにその役目を奪われ、2009年から臨時列車化。車両も、国鉄時代に造られた臨時用の車両が充てられるようになりました。運転日は、青春18きっぷ の利用が見込まれる、夏休みや冬休みや春休みなどの大型休暇期間のみとなり、さらにその期間中でもどんどん日数が絞られていき、2009年は年間で計130日近く運行されていたのに対し、2019年は年間で計40日弱の運行。使われている車両も古いので、ファンの間でも、その去就の行方が注目されている列車の一つでした。

そんな中での「2020年・夏シーズン運転なし」という情報。ついにその時が来たか！と思ってしまいがちですが、実は、新型コロナウィルスの感染拡大防止策として、密を避けるためにこの夏は運転しないとの事だそうです。ただ、いずれにせよ、もともと活躍の日数が減っていた列車なので、このまま消滅してしまうのではないか!?などと考えるファンもいて、東海道本線・伝統の夜行列車の今後の行方が注目されています！