実は進行中です!

鉄道開業の地・横浜から、
今日も鉄分が上がっちゃう話をお届けします!
ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑
今日は・・
「実は進行中です!」
です。
今日のTresenのメッセージテーマは「計画」だったので、現在進行中のさまざまな計画に関する話題をお届けします!
まずは、FMヨコハマがある みなとみらいエリア を走る、横浜高速鉄道みなとみらい線。実は、元町・中華街駅で、あるものを建設する計画が進行中です。
それは「留置線」です!
元町・中華街駅は終点なので、現在トンネルは行き止まりとなっているのですが、トンネルを約600m伸ばして、みなとの見える丘公園の真下付近に、10両編成の車両を4編成置ける留置線の建設計画が進行中です。
この留置線を作る目的は2つあり、1つは「車両留置場の確保」です。みなとみらい線は、車両は所有しているものの、線内に車両留置場がないため、直通先である東横線・元住吉駅にある車庫を借りています。しかし、元住吉の車庫は東横線だけでなく目黒線の車両も出入りしており、相鉄線との直通運転が始まって必要な車両数が増えるなど、車庫が手狭になっています。そこで、この問題を解決するために、自前の留置線が必要となったのです。
そして、もう1つは「元町・中華街駅の折り返し能力向上」です。元町・中華街駅は1番線と2番線しかなく、渋谷方面からやってくる列車を、この2つの番線だけで捌いているのですが、本数が多いので長い時間停めておく事が出来ず、到着から1分で慌ただしく折り返していく列車も多くあります。
一方、もし留置線があれば、到着後しばらく留置線で待機してから上り列車として折り返すダイヤを組む事も可能となるほか、朝のラッシュを終えた車両を日中は置いておき、夕方のラッシュに再び出庫させるという使い方など、ダイヤを組む上での自由度が大幅に向上します。また、車両故障などが発生した際、該当の編成の一時的な避難場所としても使えたり、ダイヤが乱れている際の運転整理時も柔軟に対応可能となります。

工事はすでに始まっており、ホームページで現在の工事の様子などが細かく報告されています。トンネルの掘削も始まっていて、2030年度の完成を目指しているとの事です。
一方、直通先の東急線といえば、多摩川線のある計画が一歩前進しました。それは、
「新空港線の整備」です!
多摩川〜蒲田間を結ぶ東急多摩川線。元々は目黒〜蒲田間で「目蒲線」でしたが、2000年に路線再編が行われ、目黒から多摩川駅を経由して武蔵小杉方面を「目黒線」、多摩川〜蒲田間は「多摩川線」に分離して再スタートしました。

この路線を延ばそうという計画が「新空港線計画」です。まず、蒲田駅から京急蒲田駅付近までを結ぶ新空港線を、地下トンネルで建設します。一方、多摩川線は矢口渡駅付近から蒲田駅までを地下化します。そして、この一部地下化された多摩川線と新空港線を繋げて、多摩川〜京急蒲田間の直通運転をしようという計画です。
この、蒲田〜京急蒲田間は約800m。歩けない距離ではありませんが、「乗り換え駅」としてはかなり遠い距離です。もし、この路線が完成すれば、この「近いようで遠い関係」だった両者が結ばれ、この区間の移動が便利になります。また、多摩川線は東横線とレールが繋がっているため、東横線からの直通列車も想定しているとの事です。もし、この直通運転が実現すれば、世田谷区・目黒区・渋谷区方面からの、京急蒲田乗り換えによる羽田空港アクセスの利便性が大きく向上します。
一方で、この計画が進められた場合、気になるのは「現在の東急線・蒲田駅の行方」です。計画によると、多摩川線の蒲田駅付近が地下化される計画ですが、多摩川線は池上線の雪が谷大塚駅に車両基地があるため、多摩川線と池上線は一心同体の関係で車両も共通です。そのため、池上線も同時に地下化する必要があり、そうなると、現在の東急線・蒲田駅は取り壊しとなる可能性が高いのです。

さらに、ホームや改札が駅ビルと一体化した構造になっているため、「駅部分だけを取り壊すのか?」、それとも「駅ビル自体を再開発するのか?」などの問題も今後出てくる事が考えられ、そうなってくると、ただ単に鉄道の延伸という話だけではなく、街づくりというレベルになってきます。
また、多摩川線の列車は3両編成なのに対し、東横線の列車は8両や10両編成なので、東横線からの直通列車は、ホームの長さを考えると途中駅を急行運転で通過する事が予想されます。もし、そうなった場合、どこかの駅を大工事して追い越し可能な配線にするのかどうか、なども鉄道ファン的には気になるポイントです。

東急電鉄は、この新空港線の整備に向け、1月17日に国土交通省に対して、都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請しました。今後も、さまざまな申請や調査などがあるため、実際の工事着工はまだまだ先の話ですが、実現へ向けてのステップを1つ登った事になります。
まだ、詳細が決まっていないので気になるポイントも多い新空港線計画。今後の行方が気になりますね!
さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは、
「浅草ジンタ」の『蒲田行進曲』でした!
蒲田駅といえばこの曲!JR京浜東北線の発車メロディとしてもお馴染みのこの曲ですが、多くのカバーバージョンがあり、今回はロックバンド「浅草ジンタ」Ver.でお届けしました!
というわけで、
今日もご乗車ありがとうございました!
この回の模様は、2月18日(火)の29時まで
radikoの↓タイムフリー↓で聴けます!
コーナーは18:00ジャストから始まってます!
来週もお楽しみに!
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2月12日(水) ゲスト:三宅健(本日のTresen)