駅舎ものがたり! #ワンマン車掌

今日も鉄分上がっちゃう話をお届けします!

 

 

ワンマン車掌の鉄分乗々↑↑

 

 

 

今日は・・

 

 

駅舎ものがたり!

 

 

です。

 

 

 

山手線 原宿駅の旧駅舎解体工事が今週から始まりました。この原宿駅は、今年3月まで内回りと外回りが同じホームを使っており、休日など観光客が多く訪れる日の混雑が問題となっていたのですが、お正月などにしか使っていなかった臨時ホームを外回りホームに改造し、内回りと外回りでホームを分離。さらに、手狭で防火的にも問題があった駅舎も、新たに作られた新駅舎に変わりました。そして、いよいよ旧駅舎解体工事が始まりました。

 

 

 

⬆︎原宿駅の新駅舎と旧駅舎

 

 

 

1924年に完成し、96年の歴史があったこの駅舎。太平洋戦争の空襲では、約10発の焼夷弾が駅に直撃しますが、全て不発だったという奇跡的なエピソードもあり、その後は若者の街の顔として、さまざまな時代の流行を見てきました。跡地には商業施設が建設され、外観を再現した建物も再び建設する予定だそうです!

 

 

 

さて、日本全国には、この原宿駅のような歴史ある駅舎や、まるで昔の映画のシーンに出てきそうなレトロな駅舎、あっと驚くユニークな駅舎など、さまざまな駅舎があります!

 

 

 

たとえば、高崎線深谷駅。「深谷ねぎ」で有名なこの地の玄関口である深谷駅の駅舎は、ズバリ「東京駅」!というのも、その見た目が東京駅そっくりなんです!あの赤煉瓦の荘厳な駅舎を、少しだけ小さくした駅舎がホームの上に建設されており、駅施設のほか、市の行政サービスコーナーやギャラリーなども入っています。

 

 

なぜ、埼玉県深谷駅東京駅そっくりなのかというと、東京駅の駅舎に使われたレンガの大部分が、この深谷市内にあった「日本煉瓦製造」という会社の工場で製造されていたんです!ちなみに、その会社を設立したのは「日本資本主義の父」とも呼ばれた、渋沢栄一。来年には、この渋沢栄一を主人公としたNHK大河ドラマが始まるほか、2024年からは新一万円札の顔に決まっています!

 

 

 

そして、荘厳な駅舎といえば、福岡県鹿児島本線 門司港駅!明治後半から横浜神戸と並ぶ国際貿易港として栄えた門司港ですが、今も当時の面影を色濃く残すレトロな建物が数多く立ち並んでおり、「門司港レトロ」というキーワードで観光地として整備されています。

 

 

 

⬆︎夜の門司港駅

 

 

 

この門司港駅の駅舎は2代目で、大正3年に建てられました。当時はまだ関門トンネルが無い時代。本州へは、ここで船に乗り換えて向かいます。まさに九州の玄関口として、多くの旅行者が利用しました。その後、関門トンネルが開通。九州の玄関口としての役目は薄くなってしまいましたが、建物は残り続け、1988年には駅舎として日本で初めて国指定重要文化財に指定。そして、2012年からは約6年に渡る保存修理工事がスタート。昨年・2019年3月にグランドオープンし、当時を彷彿とさせる美しい姿を見せてくれています。

 

 

 

そして、神奈川県でレトロといったら、この駅は外せません!

 

 

 

 

 

鶴見線 国道駅!

 

 

 

鶴見駅から、海沿いの工場地帯方面へ向かう鶴見線。鶴見駅から一駅目にあるのが国道駅です。1930年(昭和5年)に開業。その名の通り、国道15号線(第一京浜)と交わる場所に位置しています。鶴見駅から一駅目ということもあり、そこまで利用客が多い駅ではありませんが、この駅の見どころは、なんといっても駅の高架下!まるで昭和で時間が止まったかのような空間なんです!

 

 

 

⬆︎鶴見線 国道駅

 

 

 

開業時からほとんど変わっていないというこの空間は、高架下ということもあって、日中でも暗い不思議な空間。お世辞にも綺麗とは言えない感じが、またレトロ感を醸し出しています。

 

 

さらに、この駅にはとても貴重な戦争の跡が残っています。第一京浜側の外壁に複数の穴があるのですが、これは太平洋戦争時の機関銃の銃弾の跡。住宅やお店が並び、頻繁に車が通り、鶴見線が時折ゆっくり過ぎ去るという今の生活からは信じられませんが、確かにこの地でも悲惨な出来事があったという事を、私たちに静かに伝えています。

 

 

 

⬆︎このコンクリートの外壁にある穴が銃弾跡です

 

 

 

このように、一駅一駅には、さまざまな歴史があり、そしてその駅舎は、晴れの日も雨の日も、朝も夜も、静かに利用者のみなさんを見守り続けています。今日ご紹介した駅は、どれも駅舎の教科書で言うならば、1ページ目にあるような有名な駅ですが、日本各地にはまだまだ個性あふれる駅や、レトロ感満載の歴史を感じる駅がたくさんあります。当時を想像しながら降り立つと、また新しい発見や想いも湧いてくるのではないでしょうか !?

 

 

 

 

さて、本日、車掌がお届けしたナンバーは・・、

 

 

The Power StationSome Like It Hotでした!

 

 

FMヨコハマが開局した1985年ヒットナンバーです。デュラン・デュランアンディ・テイラーが、ロバート・パーマーに声をかけたことから誕生したバンドで、The Power Stationというグループ名は、レコーディングを行ったスタジオの名前から取っています!

 

 

というわけで、

今日もご乗車ありがとうございました!

 

 

この回の模様は、9月2日(木)の29時まで

radikoタイムフリー↓で聴けます!

コーナーは16:00ジャストから始まってます!

 

ワンマン車掌の鉄分乗々 8月27日分 を聴く!

 

 

来週も木曜16時定刻で発車予定です!

お楽しみに!

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